2020年9月6日、仏RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、中國(guó)江蘇省蘇州市が「文明コード」制度を?qū)毪筏郡长趣藢潳贰⒁蓡?wèn)の聲が多く出ていると伝えた。

記事は、蘇州市で3日、「文明コード」制度が導(dǎo)入されたと紹介。その意図について、「1人1つのコードを有して文明ポイントを構(gòu)築し、文明を市民の通行証とする。文明ポイントの高い市民は、仕事や生活、就業(yè)、學(xué)習(xí)、娯楽で優(yōu)先的に便宜を図ってもらうことができる」と説明した。

一方で、文明ポイントは「警告や懲戒にも使用できる」と指摘。そのため、蘇州市が導(dǎo)入した「文明コード」について、どんな法的な根拠があるのかと疑問(wèn)の聲が出ており、「これは社會(huì)主義の核心的利益である民主、法治、平等、公正などの基本的精神に違反していて、大衆(zhòng)の意向に反して強(qiáng)制するものであり、文明コードそのものが文明を曲解している」との批判があると伝えた。

記事は、この「人々を等級(jí)分けするかのような文明証」は大きな騒ぎとなり、「蘇州のこの方法はモデル的な役割でこの先全國(guó)に広まるのではないかと疑っている人もいる」と紹介。また、「権力を有する人が人々を文明的かどうか定め、文明程度によって點(diǎn)數(shù)を付け、文明ポイントを生活と関連付けるのではないかと恐れている人もいる」と伝えた。

記事によると、この制度をめぐっては、中國(guó)の學(xué)者からも問(wèn)題點(diǎn)が指摘されており、「誰(shuí)が文明の基準(zhǔn)と點(diǎn)數(shù)を決める権利を有しているのか、誰(shuí)が文明の名のもとに人々が公共サービスを公平に受ける権利を奪う権利を有しているのか」との疑問(wèn)が出ているという。

記事は、「政府の規(guī)定を見(jiàn)ると、蘇州の文明コードは文明の厳格な基準(zhǔn)に基づき人を等級(jí)分けし、文明レベルによって得ることのできる社會(huì)的資源が決まることになる」と指摘?！肝拿鞯燃?jí)の低い人」と見(jiàn)なされると、就けない仕事や入れない學(xué)校、入場(chǎng)が禁止される娯楽施設(shè)などが出てくるだけでなく、「文明指數(shù)の下限」はさらに恐ろしいとし、別リストに入ってしまうと生活そのものが難しくなる可能性があるとした。

そして、「健康コードがまだ去らないうちに文明コードがやって來(lái)た。健康コードで多くの高齢者がバスにも地下鉄にも乗ることができなくなり、病院へ行くのも恐れるようになってデジタル時(shí)代の難民になった」「英國(guó)のドラマ『ブラック?ミラー』の中のランク社會(huì)のようで、人を文明程度の高低で分けるような都市こそ、文明に対する皮肉になっている」とする學(xué)者の指摘を紹介した。

また、この制度は毛沢東時(shí)代を思い起こすとの意見(jiàn)もあると紹介?！赣删w正しい家柄でなければ、四類(lèi)分子（地主、富農(nóng)、反革命分子、悪人）に分類(lèi)されて、地主、富農(nóng)、反革命分子、破壊分子、右派と認(rèn)定されれば本人は刑務(wù)所に入れられるか、そうでなければ農(nóng)村へ下放されるか労働改造所へ送られ、政治運(yùn)動(dòng)の度につるし上げられ、その子孫も就業(yè)や進(jìn)學(xué)で差別されてのけ者にされる。つまり人として扱ってもらえなくなる」との心配の聲があるとも伝えた。（翻訳?編集/山中）