2020年9月7日、次期首相として有力視されている菅義偉官房長(zhǎng)官の日韓関係に関する発言が韓國(guó)のメディアやネット上で注目を集めている。

韓國(guó)?聯(lián)合ニュースは同日、「菅長(zhǎng)官が悪化した日韓関係について、これまでの強(qiáng)硬な立場(chǎng)を維持するというメッセージを相次いで発表している」と報(bào)じた。

記事は、菅長(zhǎng)官が7日付けの読売新聞とのインタビューで元徴用工問題に関して「國(guó)際法違反に徹底して対応していく」との考えを示したこと、6日付の産経新聞とのインタビューでは「日韓請(qǐng)求権協(xié)定が日韓関係の基本。それにこだわるのは當(dāng)然のこと」としたことを紹介している。

また「これまで菅長(zhǎng)官は日本政府報(bào)道官として『韓國(guó)最高裁の元徴用工判決は1965年の日韓請(qǐng)求権協(xié)定に違反するもので、結(jié)果的に韓國(guó)政府が國(guó)際法を違反する狀態(tài)になった』と主張してきた。そして日韓関係改善のためには『國(guó)と國(guó)の約束の順守』が必要だとして、問題解決の主體が韓國(guó)である點(diǎn)を強(qiáng)調(diào)してきた」と説明した上で、今回の発言について「首相になった後も官房長(zhǎng)官時(shí)代に繰り返してきた立場(chǎng)を守っていくというメッセージだ」と伝えている。

これに韓國(guó)のネットユーザーからは「これでは日韓関係改善なんて無(wú)理」「日本はきっと、誰(shuí)が首相になっても韓國(guó)に対してはこの態(tài)度だよ」とため息交じりの聲や、「首相になる前から挑発的な態(tài)度だ」「それなら韓國(guó)國(guó)民は日本製品不買運(yùn)動(dòng)と反日運(yùn)動(dòng)を続ける」と反発する聲が上がっている。また「國(guó)のトップを國(guó)民投票で選ばない日本は北朝鮮よりひどい」と指摘する聲も多くの賛同を得ている。

韓國(guó)では最近、菅長(zhǎng)官の安重根に関する過去の発言もメディアで取り上げられ、話題となっていた。菅官房長(zhǎng)官は2013年11月19日、安重根記念碑の設(shè)置に向けた中韓の動(dòng)きについて質(zhì)問を受けた際に「日本は韓國(guó)政府に対し、安重根は犯罪者だという立場(chǎng)を伝えてきた」と述べ、「記念碑は日韓関係にプラスにならない」との立場(chǎng)を示した。また14年1月に中國(guó)に安重根記念館がオープンした際も「安重根は日本の初代首相を殺害し、死刑判決を受けたテロリスト」と述べていた。（翻訳?編集/堂本）