2014年2月16日、今年に入ってから、ラオス南部の都市サワンナケートが外國(guó)人投資家の注目を集めている。これまでは取り立てて特徴のないさびれた地方都市といった感じだったが、この數(shù)年は経済成長(zhǎng)にわいているのだ。

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その理由は「インドシナ東西回廊」にある。ベトナムの港灣都市ダナンから、ラオス、タイを経由してミャンマーに抜けるルートは、インドシナ半島の物流の大動(dòng)脈として開(kāi)発が進(jìn)められてきた。06年には、サワンナケートからメコン河を越えて対岸のタイ?ムクダハンに至る「タイ=ラオス第2友好橋」が開(kāi)通。それまで輸送は船舶に頼っていたが、橋によって大幅に所要時(shí)間が短縮されたことから、輸出入の額が一気に膨れ上がった。物流の拠點(diǎn)として機(jī)能し始めたのだ。

拍車をかけたのが、街の郊外にあるサワン?セノ工業(yè)団地。法人稅や所得稅の優(yōu)遇措置を売りに開(kāi)発が始まったところだが、ここに日系企業(yè)も參入。ニコンやトヨタ紡織が工場(chǎng)を建設(shè)したことから、にわかにクローズアップされるようになってきた。

こうした流れを受けてサワンナケートでは経済が活性化、ラオス國(guó)內(nèi)からも労働者が集まるようになってきた。ラオスでは首都ビエンチャンくらいでしか見(jiàn)られなかった大型ショッピングモールも登場(chǎng)した。地価も高騰している。物流だけでなく人の流れも盛んになったことから、ホテルやゲストハウスも急増。タイやベトナムからのビジネス＆旅行客、歐米人観光客も多くなった。

ラオスの魅力は人件費(fèi)の安さと安定した電力供給。そして言葉が似ているため、タイの人材も活用できること。とはいえ、まだ開(kāi)発はスタートしたばかりで、昨今いわれる「タイ+1」「チャイナ+1」の候補(bǔ)になるには時(shí)間がかかりそうだが、タイ工場(chǎng)をサポートする位置づけとしては十分に機(jī)能するものと思われる。（提供/Global News Asia?取材/撮影：室橋裕和）