2014年2月15日、信孚教育集団の理事長(zhǎng)で教育家の信力建（シン?リージエン）氏が、以前訪日した際に感じたことについてまとめた“日本に何を?qū)Wぶべきか”と題する文章が、今中國(guó)のネット上で再び話題となっている。以下はその一節(jié)。

【その他の寫真】

日本で一番強(qiáng)く感じたのは“清潔”の2文字だ。日本の清潔さは大都市や大通りだけでなく、田舎や細(xì)い路地にまで行き屆いている。私たちは箱根の農(nóng)村部を訪れ、日本式の旅館に宿泊した。旅館の前には畑が広がっていた。流れる小川の水は澄んでおり、道路はきれいに整備されている。日本では、中國(guó)のような「都市部は歐州、農(nóng)村はアフリカ」といった、発展の不均衡を感じることはない。

北京から文化交流に來(lái)ていた高校3年生の集団に出會(huì)った。彼らに日本の印象を聞いてみると、「とにかくとても清潔！ほかには特に何もない」と答えた。しかし、私たちはなぜこのようにできないのか。私たちは道徳心がないから、ごみをあちこちに捨てる。なぜ捨てることができるのか。私たちは汚れた環(huán)境を受け入れてしまっているからだ。

清潔さは、貧富の差とはさほど関係がないが、完ぺきを追求することとは関係がある。私が子どものころ、中國(guó)はとても貧しかった。私が住む村には、何軒か比較的きれい好きの家庭があった。數(shù)年後、これらの家庭の子どもだけが大學(xué)に合格し、出世した。彼らは汚れた環(huán)境を受け入れられなかった。物事を適當(dāng)に終わらせることができなかった。彼らは、何をするにも人より徹底した。このような環(huán)境が、子どもの才能を開(kāi)かせたのだろう。

ある友人は、日本企業(yè)で中國(guó)向けに印刷機(jī)を販売する仕事をしている。彼は以前、中國(guó)國(guó)內(nèi)で比較的規(guī)模の大きい印刷會(huì)社の社長(zhǎng)に付き添い、日本の工場(chǎng)を見(jiàn)學(xué)した。見(jiàn)學(xué)の際、工場(chǎng)側(cè)は社長(zhǎng)に靴を脫がせた。見(jiàn)學(xué)が終わったとき、社長(zhǎng)の白い靴下には一切の汚れが付いていなかった。中國(guó)の印刷工場(chǎng)との天と地ほどの環(huán)境の違いに驚いた社長(zhǎng)は、帰國(guó)後、行く先々でこの話をして回ったという。

なぜ中國(guó)人は清潔を保つことができないのか。私は一つの考えを持った。幼稚園がきれいでなければ、小學(xué)校はきれいにならない。小學(xué)校がきれいでなければ、中學(xué)校はきれいにならない。中學(xué)校がきれいでなければ、高校は…。私は自分が大學(xué)に合格したときのことを思い出した。當(dāng)時(shí)の進(jìn)學(xué)率は高くなく、私たちはいわゆる「エリート」だった。しかし、そのときの男子寮の汚さや臭いにおいは、今も忘れることができない。私たちのような人間が社會(huì)に出れば、社會(huì)が清潔になるはずもないのだ。（翻訳?編集/北田）

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。