2020年9月6日、米華字メディア多維新聞は、歐米諸國(guó)が中國(guó)へのレアアース依存脫卻に向けて動(dòng)きを活発化させていると報(bào)じた。

記事は、米ブルームバーグの報(bào)道として、今年5月に「反中派」として知られる共和黨のクルーズ上院議員が議會(huì)にレアアースの対中依存を減らすための法案を提出したのに続き、このほど下院でも議員から同様の議案が提出されたと紹介。稅制面での優(yōu)遇や財(cái)政支援といった手段を講じて、米國(guó)內(nèi)のレアアースおよびその他重要資源のサプライチェーンを構(gòu)築することが盛り込まれていると伝えた。

また、歐州連合（EU）でも重要資源の過度な対中依存を憂慮する聲が高まっており、歐州委員會(huì)が今月3日に資源のサプライチェーン多元化、採(cǎi)掘條件改善などの問題を協(xié)議するとともに、年內(nèi)に原材料調(diào)達(dá)に関する連合をつくることで、再生可能エネルギー産業(yè)や宇宙事業(yè)などの対外依存の軽減を目指すことを明らかにしたと紹介している。

一方で「歐米がレアアースのサプライチェーンを本土化し、重要資源を自給自足することは決して簡(jiǎn)単なことではない」とし、専門家からはコスト、資源の調(diào)達(dá)ルート、環(huán)境問題など、解決すべき大きな問題に直面することになるとの見方が出ていると伝えた。（翻訳?編集/川尻）