2020年9月13日、中國メディア?金十數(shù)拠は、「英國が日本と自由貿易協(xié)定で合意！なぜ中國とはまだサインしないのか」と題する記事を掲載。英國がEU離脫後初めての自由貿易協(xié)定を日本との間で結ぶことを報じた。

記事は、英國が11日に日本と自由貿易協(xié)定を締結することで合意したことを発表したと紹介。歐州連合（EU）離脫後初めてとなる貿易協(xié)定の締結であるとした。そして、この協(xié)定が英國にとっては環(huán)太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協(xié)定（CPTPP）加入の足掛かりとなり、英國企業(yè)がアジア太平洋地域へとつながる門戸がもたらされることにもなると伝えた。

また、合意內容について、日英間の貿易製品の99％が免稅待遇を受けることになり、これによって両國間の貿易額は少なくとも152億ポンド（約2兆600億円）増加することが見込まれているとした。

さらに、日本側は今回の合意によって日本の自動車部品などの対英輸出が大幅に上昇すると強調しているものの、自動車メーカーにとってEUを離脫し、域內の関稅優(yōu)遇が得られなくなった英國に工場を建てるメリットは決して大きくないと伝えている。

一方、英國は合意によって豚肉や牛肉の日本向け輸出費用が大幅に低減するとの考えを示しているとした上で「しかし、日本は実に多くの國に対して牛肉と豚肉の輸入に関する優(yōu)遇を與えており、英國が得られる価格面の優(yōu)位性は小さい」と解説した。

記事は「日英自由貿易協(xié)定が両國の貿易に與えるメリットは決して大きくないと予測できる。英國が豚肉や牛肉の輸出を増やしたければ、需要が大きい中國との間で協(xié)定を結んだ方が合理的だ」とし、今後近いうちに英中両國が新しい自由貿易協(xié)定を結ぶことに期待を示した。（翻訳?編集/川尻）