2014年2月18日、カジュアル衣料品店?ユニクロの親會社のファーストリテイリングはこのほど、3月5日に香港預(yù)託証券（HDR）により香港証券取引所に上場することを発表した。今回の上場は新株発行による資金調(diào)達(dá)を予定しておらず、上場によりユニクロの大中華區(qū)におけるブランドの知名度を高め、中國における影響力を強化し、海外最大市場としての中國の地位を固めることになる。中國企業(yè)家雑誌が伝えた。

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ユニクロ中國のデータによると、ユニクロの店舗數(shù)（2013年11月時點）は日本國內(nèi)856店、海外512店に達(dá)した。そのうち中國市場が270店と海外最大の市場で、2020年には1000店まで拡大する見通しだ。

ユニクロは昨年9月30日、上海市で世界最大規(guī)模の旗艦店を開店した。8000平方メートル以上の超大型店は、銀座の5000平方メートルの旗艦店、ニューヨーク5番街の旗艦店を上回る規(guī)模だ。中國進(jìn)出から8年間が経過するが、中國はすでにユニクロにとって最大の海外市場となっている。

ファーストリテイリングのグループ上席執(zhí)行役員、迅銷（中國）商貿(mào)有限公司CEOの潘寧（パン?ニィン）氏は獨占インタビューに応じた際に、「戦略を調(diào)整し、中産階級にターゲットを絞り、日本式のサービスと先進(jìn)的な小売業(yè)の経験を?qū)毪筏郡长趣?、ユニクロの中國事業(yè)の成功の秘訣と言える」と指摘した。

◆正確な位置づけ、優(yōu)良サービスでブランドの価値を向上

潘氏は、「私は2005年に香港のCEOに就任してから、中國事業(yè)の管理を正式に開始した。ユニクロの香港事業(yè)の粗利率は日本市場より高く、価格も日本市場より割高で、大きな成功を手にした。これは體験、サービス、細(xì)やかな気配りを強調(diào)したためだが、自社の市場における正確な位置づけ、ターゲットとなる消費者の正確な特定が最も重要だった」と話した。

潘氏は、「ユニクロが當(dāng)時香港で大衆(zhòng)化路線を歩んでいたならば、ジョルダーノなどの現(xiàn)地ブランドとの競爭が必然的に発生していたはずだ。そうなればユニクロの価値を最大限に発揮できなくなる。ユニクロは國際化されたブランドであり、この観點から事業(yè)を調(diào)整した。私はユニクロを、香港の現(xiàn)地ブランドよりも高級なブランドとして位置づけ、消費者のターゲットを中産階級に絞った」と述べた。

ユニクロは香港と中國本土において、いずれも中産階級にターゲットを絞っているが、異なる戦略を講じている。

香港で中心的な消費者は、小さい頃から日本のアニメに親しみ、日本の玩具で遊んでいるため、日本製品そのものが魅力的だ。そのため主な戦略は、日本の付加価値の最大化となった。

潘氏は中國本土ではサービスから著手し、「ユニクロ＝サービス」というスローガンを掲げた。サービスの中で顧客に意外な喜びをもたらし、顧客の中でのブランドの価値を高めた。

◆ユニクロの中國販売価格、日本を10?15％上回る

ユニクロは中國本土に進(jìn)出してから、長期に渡り局面を打破できなかった。これは日本のやり方をそのまま持ち込み、すべての人に対して市場最安値を提供したからだ。しかし価格を下げると、販売擔(dān)當(dāng)者はユニクロが最安値ではなくなり、多くの企業(yè)がさらなる低価格により競爭を仕掛けてくることに気づいた。このような競爭は、共倒れという結(jié)果を招く。

潘氏は苦しい狀況の中、中國本土の消費者が、価格競爭を必要としていないことに気づいた。割安な価格は喜ばしいことだが、より重要なのは商品がどのような価値をもたらすかだ。ユニクロのような國際ブランドにとって、顧客に國內(nèi)では味わえない體験をもたらすことが最も重要だ。そのため潘氏は海外の、小売の面でかつてなかったもの（優(yōu)良なサービスなど）を中國本土に導(dǎo)入した。これは中國本土の消費者に一定の衝撃をもたらし、彼らの興味を引きつけ、注目を集めた。

ユニクロの日本事業(yè)は特定の層にターゲットを絞っていないが、中國本土では中産階級以上をターゲットとし、日本より10?15％割高となっている。この戦略は現(xiàn)在も続けられている。

ユニクロの中國における従業(yè)員數(shù)は、當(dāng)初の30數(shù)人から1萬人以上に拡大した。8年前のゼロから現(xiàn)在に至る過程について、潘氏は「充実していた」と語った。潘氏が、ユニクロの創(chuàng)始者である柳井正氏から最も強い影響を受けた言葉は、「経営者の目を持ち、個人もしくは目先の利益のためではなく、長期的な目標(biāo)のために取り組まなければならない」だという。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/YF?編集/武藤）