2014年2月18日、春節(jié)（舊正月、今年は1月31日）が終わり、一部企業(yè)は新たな社員募集を開始した。一方、多くの卒業(yè)生は、自分が本當(dāng)にしたい仕事や自分に本當(dāng)に合った仕事を見つけられない狀態(tài)が続いている。複數(shù)の大學(xué)を?qū)澫螭藢g施された、最近3年間に卒業(yè)した「90後（1990年代生まれ）」の就職狀況に関する追跡調(diào)査は、就業(yè)という道の途上で迷っている卒業(yè)生の參考となるかもしれない。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

【その他の寫真】

○「最も苦手なことは？」：「達(dá)成感のない仕事を延々と繰り返すこと」

調(diào)査の対象となったのは、就職後1年から3年が経過した1990年代生まれの卒業(yè)生300人あまり。卒業(yè)學(xué)部や勤務(wù)地はさまざまだが、仕事に対する彼らの不満は、「仕事にやり甲斐がない」「所屬している課のチームワークや雰囲気が良くない」の2點(diǎn)に集中していた。

調(diào)査対象者の50％以上が、仕事に対して不満を抱く主な原因として、「仕事にやり甲斐がない」「業(yè)務(wù)內(nèi)容があまりにも単調(diào)」を挙げた。このために転職に踏み切った人も多い。また、「殘業(yè)が多い」と答えた人は50％を占めたが、「仕事量が多すぎる」を仕事に対する不満の原因とした人は15％に屆かなかった。

黒竜江大學(xué)メディア科を卒業(yè)した王（ワン）さんは、「正直なところ、殘業(yè)している時(shí)の方が、殘業(yè)のない暇な時(shí)より楽しく働ける。というのも、殘業(yè)すること自體、難しい仕事に挑戦している、という意味だから」と話す。王さんは、2012年に卒業(yè)した後、北京市の某企業(yè)で新聞の編集職に従事している。大學(xué)の専攻とは合致しているが、決して今の仕事を気に入っている訳ではない。「仕事はあまりにも単純で、原稿の多くが味気ない內(nèi)容で、自分の本領(lǐng)を発揮できる余地がない。ただ、時(shí)折、取材に出て記事原稿を書くチャンスがある。その時(shí)は非常に大変だが、毎回多くの収穫を得ることができる」と王さんは語った。

王さんはまた、今の仕事では達(dá)成感が得られないと感じている。彼が攜わっている新聞は、全國(guó)にある企業(yè)の支社の社員向けのもので、外部の人間が読む機(jī)會(huì)はほとんどない。「1990年代生まれは我慢強(qiáng)さに欠けるとよく言われるが、本當(dāng)は、僕らはあえて苦労に立ち向かい、それを乗り越えたいと思っている?？鄤氦筏胜樽苑肿陨恧文芰Δ蚋撙幛皮い长趣韦瑜辘庵匾馈＿_(dá)成感のない単純作業(yè)にはとても耐えられない」と王さんは続けた。

また、調(diào)査対象者のほぼ全員が、「所屬している課の雰囲気がかなり悪いことが、仕事に対する満足度を低下させている」と答えた。このうち、公的機(jī)関に勤める公務(wù)員は総じて、「上司と部下の関係が良くない」と答え、一般企業(yè)のサラリーマンは、「課のメンバーに協(xié)調(diào)精神がなく、上手く事が運(yùn)ばない」と答えた。さらには、「同僚間の交流がほぼ皆無で、冷やかな関係に精神的にひどく落ち込んでしまう」という人もいた。

○「企業(yè)が重視することは？」：「新入社員のルーチンワークに対する取り組み方」

黒竜江省教育學(xué)院の董宏華（ドン?ホンホア）副研究員は、次のような見方を示した。

「単調(diào)な仕事が面白くない」と感じている人は多いが、この數(shù)年、求職市場(chǎng)では、安定した単調(diào)な仕事に対する求人が盛況ぶりを呈している。この2つの現(xiàn)象は、大変矛盾している。多くの大卒生は、自分に合った仕事に就いていないため、仕事に満足していない。1990年代生まれは、豊かな個(gè)性や革新に対する勇気を持っていることから、よりチャレンジし甲斐のある仕事や創(chuàng)業(yè)を希望している。にも関わらず、彼らの多くが公務(wù)員をはじめとした安定した仕事を選んでいるのが現(xiàn)狀で、これでは當(dāng)然満足できない。このような狀況が生まれたのは、今の大學(xué)生が、キャリアプランを作ることに失敗したからではなく、仕事の內(nèi)容対する理解が不足し、自分のキャリアライフをじっくりと練らなかったことが原因だ。

黒竜江にある某企業(yè)の人事部長(zhǎng)は、「新入社員を評(píng)価するポイントは、細(xì)々したルーチンワークに対する取り組み方だ。向上心の有無は、最も単純な仕事に対しても責(zé)任感を持って真面目に取り組んでいるかどうかで判斷できる。若い人にとって、仕事の選択も大事だが、常に學(xué)び続けることも大切だ。さもないと、どんな仕事にも不満な點(diǎn)が生じてしまう」とコメントした。

黒竜江東方學(xué)院卒業(yè)生就職指導(dǎo)センターの韓麗霞（ハン?リーシア）センター長(zhǎng)は、以下の通り指摘した。

就業(yè)?就職は、雇用者と被雇用者の間で成り立っている。1990年代生まれが仕事に対して不満を抱いているという事実は、企業(yè)に対する一種の警告を捉えることができる。若い人は、自分の欲求や希望を堂々と表現(xiàn)する。企業(yè)側(cè)は、彼らのこのような心理的特徴をしっかり理解すべきだ。さもないと、舊態(tài)依然の古い考え方で新生代と対峙することになる。新入社員にある程度チャレンジし甲斐のある仕事を任せることは、彼らの積極性を觸発することに効果がある。また、大學(xué)も、學(xué)生に対する就職指導(dǎo)を強(qiáng)化し、職場(chǎng)での経験が豊富な人を?qū)W校に招いて講義してもらえば、教室が実踐の場(chǎng)に一変する。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/武藤）