中國と歐州連合（EU）首脳による14日のオンライン形式の會(huì)談はすれ違いに終わった。EU側(cè)は香港、新疆ウイグル問題や南シナ海情勢などで懸念を表明。一段と公平な貿(mào)易関係も求めたが、雙方の隔たりが大きかった。中國の習(xí)近平國家主席は會(huì)談後の記者會(huì)見に參加せず、共同聲明も出されなかった。

EUは米中対立や新型コロナウイルスの世界的な流行などを背景に対中警戒を強(qiáng)めている。EUは今夏、歐州に投資攻勢をかける中國企業(yè)の規(guī)制案作りに著手。第5世代（5G）移動(dòng)通信システムで安全保障を理由に挙げ、華為技術(shù)（ファーウェイ）製品の採用に慎重姿勢を示す加盟國も増えている。一方で環(huán)境問題などでは「中國との協(xié)力は不可欠」との立場で、米トランプ政権の中國封じ込め策とは一線を畫しており、今回の首脳會(huì)談はバランス外交を探る機(jī)會(huì)だった。

首脳會(huì)議には習(xí)主席のほかミシェルEU大統(tǒng)領(lǐng)、EU議長國ドイツのメルケル首相、フォンデアライエン歐州委員長らが出席した。ロイター通信などによると、ミシェル氏は會(huì)議後、「人権問題で懸念を伝えた」と話し、「歐州には競技場ではなくプレーヤーが必要だ」とした上で、「われわれはもっと公平で、よりバランスの取れた関係を望んでいる。それは互恵関係と公平な競爭環(huán)境を意味する」と語った。

フォンデアライエン委員長は中國の強(qiáng)制的な技術(shù)移転などの問題で進(jìn)歩が見られるものの、投資協(xié)定を結(jié)ぶには中國が市場を一段と開放する必要があると指摘?！钢袊镶熶摛胜嗓蝸唤y(tǒng)的な分野にとどまらず、ハイテク分野でも過剰な生産能力に対処すべきだ」と強(qiáng)調(diào)した。

メルケル首相はEU?中國間の投資協(xié)定の締結(jié)に向け、交渉を急ぐよう中國側(cè)に圧力をかけたと明らかにし、「全體として中國との協(xié)力は互恵主義や公正な競爭といった一定の原則に基づく必要がある。われわれの社會(huì)システムは異なっており、多國間主義にコミットしてはいるが、ルールに基づくことが前提だ」と述べた。

中國國営新華社通信によると、習(xí)主席は首脳會(huì)談で「平和共存」「開放?協(xié)力」「多國間主義」「対話?協(xié)議」の四つを堅(jiān)持しなければならないと提唱。中國國際放送（CRI）は「中國とEUのより高水準(zhǔn)の包括的戦略パートナーシップの構(gòu)築について方向性を明確にした。両者の一連の実務(wù)協(xié)力による成果は、中國とEUが多國間主義と自由貿(mào)易を支持するという確固としたシグナルを放っている」と報(bào)じた。

會(huì)談で習(xí)主席は中國の問題、特に人権に関する干渉を拒否?！钢袊嗣瘠先藰丐碎vする『指図』を受け入れず、『二重基準(zhǔn)』に反対する。中國は相互尊重の原則に基づいて歐州側(cè)との交流を強(qiáng)化し、雙方が共に前進(jìn)できるよう望む」と発言したという。（編集/日向）