人民網(wǎng)日本語版 2020年9月17日(木) 19時40分
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中國では國民の「オーディオブック」の利用率が年々上昇しており、本を「聞く」というのが中國人の読書の習慣となりつつある。
本は「読む」だけでなく、「聞く」こともできる。2013年、攜帯で本を「聞く」というのは目新しいことだったものの、わずか數(shù)年の間に、それは中國の読書の分野において重要な成長ポイントとなっている。中國では國民の「オーディオブック」の利用率が年々上昇しており、本を「聞く」というのが中國人の読書の習慣となりつつある。光明日報が伝えた。
作家?路遙の生誕70周年だった2019年、音聲コンテンツプラットホーム?喜馬拉雅(シマラヤ)はその長編小説「平凡的世界」のオーディオブック版をリリースし、現(xiàn)時點で再生回數(shù)が延べ1億6000萬回に達し、喜馬拉雅のベストセラーランキングで3位となっている。
「オーディオブックが中國の國民の読書の分野の新たな成長ポイントとなっている」。中國新聞出版研究院が発表した第17回全國國民読書調(diào)査報告によると、2019年、中國の成人の國民の紙媒體図書?電子版書籍の一人當たりの読書量は減少している。うち、紙媒體図書の読書量は平均4.65冊、電子版書籍は平均2.84冊だった。一方、成人の國民と未成年者のオーディオブック利用數(shù)は急増しており、2019年、3割以上の國民にオーディオブックを利用する習慣があった。そして、「モバイルオーディオブックアプリ」を選択する國民の割合が高かった。
オーディオブックの統(tǒng)計を詳しく見ると、2019年、成人の利用率は30.3%と、2018年より4.3ポイント上昇した。0‐17歳の未成年者の利用率も34.7%と、2018年と比べて8.5ポイント上昇した。
実際には、オーディオブック利用にはメリットとデメリットがある。
まず、そのメリットは、それを聞きながら他の事もできる點で、忙しい日々を送る現(xiàn)代社會の人々に非常に適している。一方、デメリットは、オーディオブックの特徴である非線形、斷片化という點がオーディオブックによる読書の幅広さや奧深さに影響を與えている。
中國伝媒大學編集出版研究センターの趙麗華(ジャオ?リーホア)準教授は「モバイルインターネットが誕生して発展するにつれて、中國のオーディオブックは、初めの頃の新聞やサイト、ブログプラットホーム、オンラインテレビなどの形式から、モバイルオーディオブックの時代へと移行している」とし、「モバイルオーディオブックは大きく分けて3つの段階を経てきた。まず、2013年前後に、蜻●FM(●は蟲へんに延)、喜馬拉雅FMなどのプラットホームがデジタル読書の舞臺に登場した。次に2015年から、中國のインターネット上では、知識系の有料コンテンツブームが巻き起こった。そして、2020年、新型コロナウイルス感染拡大が節(jié)目となり、世界のオーディオブック市場が、もともとあった良好な発展の動向を基礎(chǔ)として、さらなる発展を遂げ、中國のオーディオブック業(yè)界は社會的効果、経済的効果の両面で大きな役割を果たしている」と分析している。
喜馬拉雅の統(tǒng)計も趙準教授の分析を裏付けており、2020年1‐3月、そのプラットホームを通してオーディオブックを利用した人の數(shù)は前年同期比で63%増、利用時間は約100%増となっている。アルバムのオーディオブック利用を見ると、2019年の一人當たり5.6冊から2020年には10.7冊に増加している。
このようにわずか10年足らずで、オーディオブック利用は、少しずつ受け入れられ、多くの人にとって今では新たな習慣となりつつある。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)
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