人民網(wǎng)日本語版 2020年9月19日(土) 14時20分
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ハクチョウの首の形の青銅製の壺が今年5月、河南省三門峽市で発見され、大いに話題となった。壺に入っていた重さ3キログラムほどの液體が酒であることがこのほど明らかになった。
非常に珍しい「鵝首曲頚青銅壺」と名付けられたハクチョウの首の形の青銅製の壺が今年5月、河南省三門峽市で発見され、大いに話題となった。優(yōu)美なデザインのハウチョウの壺に、人々は大いに魅了されると同時に、壺に入っていた重さ3キログラムほどの液體の正體をめぐり関心が集まっていた。そしてこのほど、この液體の正體が酒であることが明らかになった。新華社が伝えた。
三門峽市文化財考古研究所によると、中國科學(xué)院大學(xué)の研究者がサンプルを採取して調(diào)べたところ、「鵝首曲頚青銅壺」に入っていた液體は、前漢(西漢)早期に造られた古酒であることが判明した。また、湖南省長沙市にある馬王堆漢墓で出土した醫(yī)方書「五十二病方」に記載されている內(nèi)容とほぼ一致しており、この古酒は止血?消炎作用を備えた薬用酒だという。
中國科學(xué)院大學(xué)考古學(xué)?人類學(xué)部の楊益民(ヤン?イーミン)教授は、「われわれはより多くの原料、制作技術(shù)、効用関連情報を知るために、この液體に対して、炭素?窒素安定同位対比、植物化石、プロテオーム解析などの分析を行った」と話した。
「鵝首曲頚青銅壺」は、三門峽市後川村古墳群から出土。考古學(xué)者の実測から、この古墳群は、前漢初期のものであり、墓に埋葬されていたのは身長1.8メートルほどの男性であることが判明した。この男性の墓からは、銅器、玉細工、陶器、鉄器なども共に出土した。このうち銅器は、青銅鏡、銅印、銅盆、銅製裝飾品などがあり、鉄剣は、4つの玉で飾られた玉剣具だった。三門峽市文化財考古研究所の鄭立超(ジョン?リーチャオ)所長は、「寶剣が埋葬されていたということは、この男性が戦闘職種だったことを示し、青銅鏡や銅製裝飾品が共に埋葬されていたことから、この男性が身だしなみに気を配るタイプであったこと、さらには、『鵝首曲頚青銅壺』に酒が入っていたことから、生活の質(zhì)を追求するタイプだったに違いないことが見て取れる」と説明した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KM)
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