2020年9月23日、中國メディアの中國財(cái)経信息網(wǎng)は、米國で初となる高速鉄道計(jì)畫が承認(rèn)されたことについてその背景と今後を伝えた。

先日、米テキサス州のダラスとヒューストン間を結(jié)ぶ高速鉄道計(jì)畫が米國運(yùn)輸省連邦鉄道局の承認(rèn)を得た。これは米國で初の高速鉄道になる。報(bào)道によると、著工は來年、開通は27年を予定する。完成すれば約386キロメートルの高速鉄道が2都市間の移動(dòng)時(shí)間をこれまでの4時(shí)間から約90分に短縮するという。記事はこれまでの経緯から、日本の新幹線技術(shù)が採用される見通しであるとも伝えている。

その上で、これまでも米國では何度も高速鉄道計(jì)畫が出されていたが実現(xiàn)しなかったと指摘。しかし、今回のプロジェクトの承認(rèn)が下りたことで、高速鉄道推進(jìn)派は「2020年が米國高速鉄道発展の転換點(diǎn)となる」との見方を示していると紹介した。全米高速鉄道協(xié)會(huì)のアンディ?クンツ會(huì)長(zhǎng)は「10年に會(huì)議で発言した時(shí)には投資家は見向きもしなかったが、今ではウォール街の資金が続々と高速鉄道プロジェクトに向かっている」と語ったという。

例えば、米グローバル?インフラストラクチャーは18年にイタリアの鉄道運(yùn)営會(huì)社を買収したほか、フォートレス?インベストメント?グループはブライトラインのマイアミとフォートローダーデール間に投資している。ゴールドマン?サックスもオンラインセミナーで高速鉄道への投資について討論しているという。

さらに、北西部のポートランド、シアトル、バンクーバーを結(jié)ぶ高速鉄道計(jì)畫にはマイクロソフトが興味を示しており、フィージビリティスタディ（実行可能性調(diào)査）を行っているとのこと。カリフォルニア州高速鉄道管理局の責(zé)任者であるブライアン?ケリー氏も、民間企業(yè)はラスベガスとロサンゼルスを結(jié)ぶ高速鉄道計(jì)畫などのプロジェクトへの投資に前向きであり、サンフランシスコとロサンゼルス間の環(huán)境問題や土地開発リスクが解決されれば、民間企業(yè)の提攜が進(jìn)むと見込んでいるという。

一方で、記事は「米國での高速鉄道プロジェクトには常に反対の聲も伴っている」と指摘?！竿恋貐в?、建設(shè)コスト、資金源などの問題でなかなか計(jì)畫が進(jìn)まず、過去にカリフォルニアの高速鉄道計(jì)畫がストップしたのもコスト増や土地収用問題が遅々として解決しなかったためで、今回のテキサス州の高速鉄道計(jì)畫でも中部の農(nóng)村地區(qū)では住民からの反対に遭っている」と伝えた。（翻訳?編集/山中）