2020年9月24日、韓國?デイリーアンは「韓國大統(tǒng)領(lǐng)府が『K-防疫（新型コロナウイルスへの韓國の防疫體制）の英雄』である鄭銀敬（チョン?ウンギョン）疾病管理庁長を持ち上げようとしたが、かえって面目を失った」と報じた。

記事によると、大統(tǒng)領(lǐng)府関係者は23日、鄭庁長が米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたことを発表し、「K-防疫が世界のお手本として認(rèn)められた」「防疫に関して優(yōu)れた成果と業(yè)績を殘した點(diǎn)が選定につながった」などと説明。その上で「韓國人として唯一選ばれた」と強(qiáng)調(diào)したという。

また、文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は現(xiàn)役の大統(tǒng)領(lǐng)として初めてタイム誌に紹介文を送った。紹介文は「鄭庁長は開放性?透明性?民主制の原則を守り、防疫の最前線で國民と率直に意思疎通を図って防疫を成功させた」などと評価したという。

しかしその後、韓國人からは「パラサイト 半地下の家族」で米アカデミー作品賞と監(jiān)督賞などを受賞したポン?ジュノ監(jiān)督も選ばれていたことが知られ、「K-防疫の成功をアピールしたい大統(tǒng)領(lǐng)府の焦りがミスを生んだ」などと波紋を呼んだ。これを受け韓國大統(tǒng)領(lǐng)府は「2日前にタイム誌に確認(rèn)したところ、鄭庁長が唯一の韓國人だとの回答があった」「リーダー部門では鄭庁長が唯一の韓國人だ。ポン監(jiān)督がアーティスト部門に含まれたことは大統(tǒng)領(lǐng)府もニュースを見て知った」と釈明したという。

これに韓國のネットユーザーからは「文政権はなぜこんなにもミスが多いのか」「大統(tǒng)領(lǐng)府は見たいものだけを見ているからミスが生じる。今はK-防疫の成果をアピールすることだけに必死だから他のものは目に入らない」「醫(yī)者、看護(hù)師、國民の努力を自分たちの成果にしようとするからこんなことになる」「毎日3桁の感染者が出ているのに防疫成功と言えるの？」などあきれた様子のコメントが寄せられている。

韓國大統(tǒng)領(lǐng)府の「発表ミス」はこれまでにもたびたび物議を醸してきた。2月には新型コロナウイルス対応をめぐり「訪韓中國人の數(shù)より訪中韓國人の數(shù)が約2倍多いため、中國人の入國を全面的に禁止しても実益がない」と説明したが、統(tǒng)計分析にミスがあったことが発覚。翌日に「出國する韓國人の數(shù)は増え、中國から入國する中國人の數(shù)は減っているため」と訂正したという。（翻訳?編集/堂本）