Record China 2020年9月26日(土) 18時20分
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中國が米臺の接近に強く反発。臺灣の防空識別圏に軍用機を連日進入させ、米領(lǐng)グアムの空軍基地を標(biāo)的にしているとみられる模擬攻撃の動畫も公開した。澎湖島を視察する蔡英文総統(tǒng)(畫像は中華民國総統(tǒng)府FBより)。
中國が米國と臺灣の接近に強く反発している。米國は19日に行われた臺灣の李登輝元総統(tǒng)の葬儀にクラック國務(wù)次官を派遣。これに反発した中國は軍事的圧力も強め、臺灣の防空識別圏(ADIZ)に軍用機を連日進入させたほか、米領(lǐng)グアムの空軍基地を標(biāo)的にしているとみられる模擬攻撃の動畫も公開した。
経済成長?エネルギー?環(huán)境擔(dān)當(dāng)のクラック氏は、米國が臺灣(中華民國)と斷交した1979年以降に訪臺した最高位の國務(wù)省高官。代表団には國務(wù)省のデストロ次官補(民主主義?人権?労働擔(dān)當(dāng))や商務(wù)省のステフ次官補(グローバル市場擔(dān)當(dāng))、國務(wù)省のクリー無任所大使(國際女性問題擔(dān)當(dāng))、國防総省のシュライバー元次官補(インド太平洋安全保障擔(dān)當(dāng))らが加わっていた。
これに対し、中國外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者會見で「中國側(cè)はかねてから、米國と臺灣地區(qū)のいかなる形の公的交流にも斷固反対しており、必ず正當(dāng)な対抗措置を講じる」と強調(diào)。「米側(cè)のこうした行為は重大な國際?地域問題における中米の調(diào)整と協(xié)力をさらに損なうことにもなる。米側(cè)はこれに対して完全に責(zé)任を負わなければならない」と非難した。
中國側(cè)の反発はこれだけにとどまらない。臺灣?中央通信社によると、臺灣周辺で中國軍機の動きが活発化。16日には延べ2機のY8対潛哨戒機がADIZに進入したのをはじめ、18日にはH6爆撃機2機、殲16戦闘機8機、殲11戦闘機と殲10戦闘機各4機の計18機が臺灣周辺空域を飛行し、うち12機が臺灣海峽上空の中間線を越えた。19日にはH6、殲11、殲10各2機に12機の殲16、1機のY8を加えた計19機が二手に分かれて臺灣の南西と北西の空域に入り、一部が中間線を越えていた。
さらにロイター通信などによると、人民解放軍空軍は19日、中國版ツイッター「微博」アカウント上で、核攻撃能力を備えたH6爆撃機の動畫を公開。2分15秒の動畫は「戦爭の神『H6K』、攻撃を開始」というタイトルでで、映畫の予告編のような劇的な音楽が流れ、H6が砂漠から離陸する様子が寫っている。
その後、操縦士がボタンを押すとグアム島のアンダーセン空軍基地とみられる海岸沿いの滑走路に向かってミサイルが落ちる。動畫の説明では「われわれは祖國の空の安全の擁護者だ。祖國の空域を常に防衛(wèi)する自信と能力を備えている」と記している。
共産黨機関紙?人民日報系の環(huán)球時報は19日の社説で、米國務(wù)長官が訪臺した場合は「中國軍が臺灣上空で演習(xí)を繰り広げる」「ミサイルを発射して臺北市の総統(tǒng)府上空を通過させる可能性がある」などと警告。「米臺は狀況を見誤るな」とけん制した。(編集/日向)
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