9月中旬に発足した菅義偉內(nèi)閣の女性閣僚は、21人の全閣僚中わずか2人。再入閣の上川陽子法相と留任の橋本聖子五輪相で、3人だった直前の安倍內(nèi)閣から1人減少した。安倍政権下でも後半は女性閣僚の減少傾向が続いた。専門家によると、女性議員自體の少なさも要因として挙げられるという。

幹事長(zhǎng)、政調(diào)會(huì)長(zhǎng)など自民黨4役も60～80代の男性議員が占め、それ以外の主要な幹部で女性は野田聖子幹事長(zhǎng)代行、丸川珠代広報(bào)本部長(zhǎng)に限られる。

2014年発足の第2次安倍改造內(nèi)閣では、01年の第1次小泉內(nèi)閣と同じ最多の女性5人が入閣。ところが小渕優(yōu)子経済産業(yè)相と松島みどり法相が「政治とカネ」を巡る問題などで辭任した。

現(xiàn)在、衆(zhòng)議院議員の女性比率は9?9％。各國(guó)の議會(huì)でつくる「列國(guó)議會(huì)同盟」によると、一院制の議會(huì)か下院と比較し、今年8月時(shí)點(diǎn)で191カ國(guó)中166位と先進(jìn)國(guó)で最下位だ。

候補(bǔ)者の一定數(shù)を女性に割り當(dāng)てる「クオータ制」の議論も進(jìn)んでいないようだ。クオータ制は約120カ國(guó)以上で導(dǎo)入されており、日本でも「政策決定に女性の視點(diǎn)は重要」だとして改善を求める聲も多いと聞く?！笘槫蚋膜幛圃O(shè)けることはかえって女性に対して失禮」（自民黨幹部）といった否定的な考えが支配的という。

世界各國(guó)の男女平等の度合いを示した「ジェンダー?ギャップ指數(shù)」（2019年末発表＝世界経済フォーラム）によると、日本は調(diào)査対象153カ國(guó)のうち、121位で過去最低となった。106位の中國(guó)、108位の韓國(guó)の後塵を拝しており、いささかショッキングなランキングである。

この指數(shù)は女性の地位を経済、教育、政治、健康の4分野で分析し、ランキング化している。第2次安倍政権2年目の2013年と比較すると、経済は104位から115位へ、政治は118位から144位へと順位を大きく下げた。特にリーダー登用の遅れが目立つ。経済分野の女性管理職比率と、政治分野の閣僚女性比率が特に順位を落とした要因となった。経済は男女の収入格差が大きい上に、専門職や技術(shù)職で女性が少ないことも影響したという。

女性が働きやすい環(huán)境づくりを企業(yè)に求める女性活躍推進(jìn)法が16年4月に施行され、女性就業(yè)者は2019年までの7年間に約330萬人増えた。ただ非正規(guī)も多く、コロナ禍では逆風(fēng)にさらされている。

安倍前政権は、女性活躍と少子化対策とを看板施策に掲げていたが、実現(xiàn)への道は険しい。菅政権は女性活躍推進(jìn)を優(yōu)先課題として真摯に取り組んでほしい。

＜直言篇133＞

■筆者プロフィール：立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)（現(xiàn)オムロン株式會(huì)社）取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)など歴任?！弗蕙庭弗幞螗趣?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ノーベル賞'>ノーベル賞」といわれるSAM（Society for Advancement of Management）『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國(guó)?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會(huì)）名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)。エッセイスト。