2020年9月29日、韓國?ノーカットニュースによると、韓國で2008年に起きた女児性的暴行事件の被害者家族の引っ越しのための支援金が1億ウォン（約900萬円）を超え、話題となっている。

記事によると、韓國暴力虐待予防協(xié)會は、同日午前10時時點(diǎn)で2485人が募金に參加し、計1億2562萬8082ウォンが集まったと発表した。

今回の募金キャンペーンは、同事件の加害者で服役中のチョ?ドゥスン受刑者が出所後に被害者家族宅の近所に住む考えを示したことをきっかけに、23日から始まった。被害者家族は不安と恐怖を訴えており、父親は最近あるラジオ番組に出演して「（チョ?ドゥスン受刑者が）本當(dāng)に反省しているなら被害者と同じ地域に住むなんてことは考えないはず。これは被害者に対する報復(fù)だ」と訴えていた。

キャンペーンは11月30日まで行われる。チョ受刑者の出所日は12月13日だという。同協(xié)會は「予想より多くの募金が集まっている」とし、「引っ越し代の他に生活費(fèi)や學(xué)費(fèi)なども支援する」と話しているという。

これに韓國のネットユーザーからは「心溫まるニュースだ。被害者家族が物質(zhì)的支援を受けられてよかった」「私までうれしくなる。遠(yuǎn)い場所に引っ越して安心して暮らしてほしい」「コロナで大変な時期にうれしいニュース。韓國市民は偉大だ」など喜ぶ聲が上がっている。

一方で「犯罪者のせいで被害者が引っ越さなければならないなんておかしい。そんなことが起こらないよう法律を変えるべき」「なぜ被害者がまた大変な思いを？」「この事件は本當(dāng)に殘忍だ。死刑にするか無期懲役にするべきだった」「あんな恐ろしいことをした人が普通に働いて暮らすなんて。誰もいない島に送るべきだ」などと指摘する聲も見られた。

チョ受刑者は出所後、ソウル近郊の京畿道安山市に居住する妻の元へ戻り、日雇い労働をして暮らす計畫だという。被害者家族をはじめ近隣住民の間では不安が高まっており、同市はチョ受刑者を隔離できるよう保護(hù)収容法の制定を法務(wù)部に建議し、法制定を求める請願を大統(tǒng)領(lǐng)府の國民請願掲示板に掲載した。

また、武道を極めた実務(wù)館6人を緊急採用し、チョ受刑者が滯在する家の周辺に防犯用カメラ211臺を新たに設(shè)置することを決めた。警察もチョ受刑者の家の周辺を女性安心區(qū)域に指定し、巡回人員や防犯施設(shè)を集中的に配置するなど緊張が高まっているという。（翻訳?編集/堂本）