東証で「大障害」発生、中國人から「ニッポン…ダメだこりゃ」のつぶやきも

Record China    2020年10月1日(木) 20時20分

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東証の取引がシステム障害のために終日停止された。中國人からは、かつては「まばゆいばかりに輝いていた日本」が今は停滯してしまっているとの感慨が聞こえてくる。

東京証券取引所では1日、システム障害のために取引が終日停止された。同証取に対する信頼が大きく失墜したことは間違いない。中國人からは、かつては「まばゆいばかりに輝いていた日本」が今は停滯してしまっているとの感慨が聞こえてくる。

中國人はかつて、「日本は技術(shù)先進國」との強烈なイメージを持っていた。だが、IT分野を中心に中國が急速に「進歩」すると同時に、中國人の技術(shù)面における「日本信仰」は薄らいでいる。特に日本で生活する中國人は日本の狀況をリアルタイムで知るだけに、自分が來日した當初の日本と現(xiàn)在の日本を、厳しい目で見くらべているようだ。

1日の東証の取引停止を受けて、ある在日中國人は、かつては「日本の地下鉄は自動読み取り式のカードを使う。中國ではいつの日になったら、いちいち切符を買わずに済むようになるのだろう」と思っていたという。つまり、技術(shù)分野で「遙かに前方を走る日本の後ろ姿を見つめていた」わけだ。

同じ中國人は、現(xiàn)在の中國ではネットショッピングで買い物をすれば、自國內(nèi)ならば遠く離れた場所でも多くの場合、翌日には品物が到著するし、1時間以內(nèi)の配達も珍しくなくなったと指摘。しかも、電子決済は庶民の生活と切り離せない存在になったが、數(shù)多くあるどのプラットフォームも、問題を起こしていないという。

一方の日本については、ゆうちょ銀行の數(shù)多くの口座が第三者により殘高を不正に引き出されたり、厚生労働省が発表した新型コロナウイルス関連のアプリに不具合が出た問題を指摘し、中國と日本で狀況が逆転したとの見方を示した。

また、別の中國人は「日本企業(yè)は最近十數(shù)年、デジタル化とインターネットの波に乗り遅れた」と指摘し、ソフトでも製造分野、販売でも米國だけでなく中國、韓國、臺灣に遅れをとっていると論じた。

同中國人は液晶カラーテレビについても、世界最大のメーカーはサムソンと指摘。人々が日本製カラーテレビに持っている“突出した”イメージは、はるか昔のブラウン管の時代の「殘像」と論じた。

多くの中國人、特に日本で生活する中國人にとっては、日本は技術(shù)分野で「立ち止まっている」のように思えて仕方ないようだ。ただし、中國人が日本を「取り殘された國」とばかり思っているのではなさそうだ。ルールや秩序を重んじるなど、日本人の「民度」を高く評価する意見は根強い。最近では「日本でも路上にごみが散らばっていることがある」という投稿も珍しくないが、「中國人の常識に反する」からこその紹介であるようだ。

いずれにしろ、中國人にとって日本は「ずっと先を行くランナー」だった。だからこそ、中國人は現(xiàn)実を観察しながら、「自國の位置と日本の位置」を見極めようとしていると考えてよい。(如月隼人

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