2020年9月30日、オーストラリアのリチャード?コート駐日大使が、日本記者クラブで記者會(huì)見(jiàn)した。最近ぎくしゃくしているオーストラリアと中國(guó)の関係について、「中國(guó)はオーストラリアにとって重要な國(guó)で、最大の貿(mào)易相手國(guó)である」と指摘した上で、「中國(guó)は目覚ましい経済成長(zhǎng)を遂げ、強(qiáng)力に経済力を高めており、これに伴い域內(nèi)で自己主張を強(qiáng)めつつある」と警戒感ものぞかせた。オーストラリアの対中國(guó)政策について「建設(shè)的なアプローチをとることによって雙方に便益をもたらすと考えている」と述べ、実利優(yōu)先で共存共栄をめざすとの豪州政府の見(jiàn)解を示した。

オーストラリアは新型コロナウイルスの発生源を巡る獨(dú)立調(diào)査を要求したり、華為技術(shù)（ファーウェイ）による第5世代（5G）移動(dòng)通信網(wǎng)への參加を豪企業(yè)に禁じたりしたため、中國(guó)の報(bào)復(fù)的対抗策が懸念されている。特に中國(guó)への主要輸出品である石炭企業(yè)のほか、牛肉や大麥、ワインの生産業(yè)者に揺さぶりをかけており、経済の対中依存が高い豪州は、大きな圧力に直面している。

中國(guó)は豪州にとって主要輸出相手國(guó)で、全出荷額の約4割を占めている。特に中國(guó)が自前で供給できたり、代替できたりする石炭や乳製品などはリスクにさらされる。

コート駐日大使は4年の任期を終え、近く帰國(guó)する予定。記者會(huì)見(jiàn)では「日豪間の特別な戦略的パートナーシップ」、「自由で開(kāi)かれたインド太平洋地域」などについても言及。日豪関係について「インド太平洋地域におけるコロナ後の世界で、ルールや規(guī)範(fàn)、主権、紛爭(zhēng)の平和的解決、開(kāi)かれた貿(mào)易制度などが守られるよう関係をさらに強(qiáng)化できる」と述べ、緊密な協(xié)力に期待した。（八牧浩行）