10日に菅義偉首相と面會(huì)した韓國(guó)國(guó)家情報(bào)院の樸智元院長(zhǎng)が來(lái)年の東京五輪をきっかけに日韓の懸案の一括妥結(jié)を目指す文在寅大統(tǒng)領(lǐng)の構(gòu)想を説明した、と朝鮮日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。文大統(tǒng)領(lǐng)はこの構(gòu)想について「米國(guó)の次期政権からも共感を引き出せる」と判斷しているという。

面會(huì)は首相官邸で10日午後3時(shí)40分から25分間にわたり行われた。同紙によると、樸院長(zhǎng)は菅首相に対し、日本側(cè)が関心を持っている拉致問(wèn)題の完全解決に加え、北朝鮮が參加する東京五輪の成功に向け、韓國(guó)が積極的に支援する考えであることを強(qiáng)調(diào)した。

これに対し、菅首相は「拉致問(wèn)題の解決と北朝鮮の挑発を阻止するためには、韓國(guó)、米國(guó)、日本の3カ國(guó)による?yún)f(xié)力が重要」との考えを表明。樸院長(zhǎng)は面會(huì)後、「菅首相は非常に親切に良い説明をたくさんしてくれた」「菅首相の書(shū)籍を翻訳して読んだことを伝えると、本にサインしてくれた。個(gè)人として栄光だ」と述べた。韓國(guó)政府関係者は「菅首相は樸院長(zhǎng)の説明をしっかりと聞き、雰囲気は良かったようだ」と評(píng)価した。

文大統(tǒng)領(lǐng)はこの日、國(guó)際オリンピック委員會(huì)（IOC）本部のあるスイスに赴任する盧泰剛大使に信任狀を手渡す際にも「東京五輪における南北同時(shí)入場(chǎng)、2032年の南北によるオリンピック共同開(kāi)催などについてしっかりと協(xié)議し、オリンピックが世界平和の大祭典として生まれ変われるよう努力してほしい」と伝えた。

東京五輪をてことする構(gòu)想に関して、朝鮮日?qǐng)?bào)は「米大統(tǒng)領(lǐng)選で當(dāng)選が確実になったバイデン氏は現(xiàn)在のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)とは異なり、北朝鮮の核問(wèn)題では多國(guó)間による解決と韓米日三角同盟を重視している」と指摘。「東京五輪の際、北朝鮮の金正恩國(guó)務(wù)委員長(zhǎng)の日本訪(fǎng)問(wèn)など、南北米日による多國(guó)間の首脳會(huì)談が実現(xiàn)すれば、最近硬直している南北関係はもちろん、韓米日三角協(xié)力のモメンタム（勢(shì)い）も高めることができるということだ」と解説した。 　

同紙によると、ある外交筋は「樸院長(zhǎng)は日本政府が拉致問(wèn)題の解決と朝日関係正常化に向けた突破口を持てるよう、南北のルートを活用して支援する意向を伝達(dá)したようだ」とも言及。菅首相は就任後、「拉致問(wèn)題は政権にとって最も重要な課題だ」として、金正恩氏と條件を付けずに會(huì)う意向を明らかにしただけに、文大統(tǒng)領(lǐng)は日朝関係においても「仲裁者」としての役割に乗り出すとの見(jiàn)方も出ている。

韓日議員連盟所屬の議員らを率いて訪(fǎng)日した與黨?共に民主黨の金振杓議員は、日本メディアなどとのインタビューで、日韓両國(guó)指導(dǎo)者による「政治的決斷を通じた一括妥結(jié)」を提案。金議員は「交流協(xié)力の雰囲気をつくることで、両首脳の政治的決斷を促すことができるだろう」と語(yǔ)った。（編集/日向）