2020年10月9日、韓國?ハンギョレは「先月末にドイツの首都ベルリン市ミッテ區(qū)の公道に設(shè)置された慰安婦像に対し、區(qū)庁當(dāng)局が撤去命令を出した」とし、「改善の兆しが見えない日韓関係への影響が懸念される」と伝えた。

記事によると、ミッテ區(qū)はドイツの韓國系市民団體「韓國協(xié)議會」に、慰安婦像を14日までに撤去するよう要請する公文書を送った。団體側(cè)は「蕓術(shù)と表現(xiàn)の自由に対する根本的な侵害」として方針の撤回を求めているという。

記事は「ベルリン市當(dāng)局が慰安婦像設(shè)置から10日もしないうちに撤去決定を下したのは、日本の外交當(dāng)局の全方位的な抗議があったためとみられる」としている。ミッテ區(qū)は公文書で「日本の各地域とベルリン市の間に緊張関係をもたらした」と説明した。ミッテ區(qū)區(qū)長も「日韓の歴史問題でどちらか一方の肩を持つことは避けたい」と話したという。これについて記事は「慰安婦像を政治的に中立の蕓術(shù)作品と考え1年間の設(shè)置を許可したが、そうでない事実を確認(rèn)したため撤去決定を出したという趣旨の説明だ」とし、「慰安婦像を日本軍慰安婦制度を通じて蹂躙された女性の人権を象徴する記念物として見ず、日韓の歴史対立の象徴物として認(rèn)識したということ」と指摘している。

また、「日本政府の積極的な外交攻勢により慰安婦像が撤去の危機を迎え、韓國政府は苦しい立場に立たされている」とも伝えている。文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は先月16日に菅義偉官首相に就任を祝うメッセージを送り、「対話の窓はいつでも開かれている」と述べて日韓関係改善に意欲を見せた。そのためか韓國外交部報道官は、慰安婦像設(shè)置に対する日本政府の抗議に関して「民間の自発的な動きに政府が外交的に関與することは望ましくない」とあいまいな態(tài)度を示したという。

これに韓國のネットユーザーからは「韓國政府は情けない」「まだまだ國力が弱い証拠だ」「韓國外交の負(fù)け」「日本は國レベルで対応するのに、韓國政府は『民間のことに介入できない』と変な言い訳をして日本の目を気にしてばかり」「ドイツに失望した。當(dāng)然、日本の要請を拒否すると思っていたのに」「他國の歴史の痛みはどうでもいいということ？」など、韓國政府やベルリン市への不満の聲が上がっている。

一方で「なぜ関係ない國に設(shè)置する？」「尹美香（ユン?ミヒャン）議員（※韓國の慰安婦支援団體の前代表で支援金流用などの疑惑で起訴されている）のうわさがドイツまで伝わったのでは」などと指摘する聲も上がっている。（翻訳?編集/堂本）