2020年10月12日、頭條新聞によると、中國陝西省西安市で6月に少女が成人男女から暴行を受け負(fù)傷した。これについて、警察當(dāng)局が最近になってようやく動(dòng)きを見せたことが物議を醸している。

記事によると、同市內(nèi)で6月末に16歳の少女が、路上で自動(dòng)車に道を譲らなかったことを理由に車に乗っていた男女2人から胸部に毆る蹴るの暴行を受け、19日間入院する重傷を負(fù)う事案が発生した。

目撃者によれば、女は自ら運(yùn)転する車を駐車場(chǎng)に進(jìn)入させようとした際、道路を歩いていた少女が譲らずに車の前を通ったことに腹を立て、車の先頭部分を少女に當(dāng)てた上で、同乗していた男とともに車を降り、少女に暴行を加えた。當(dāng)時(shí)の現(xiàn)場(chǎng)の畫像には、暴行を受けた少女の服に複數(shù)の靴の跡が付著しているのが寫っていたと記事は伝えている。

少女の母親によると、事案が発生してから3カ月以上が経過した今月10日、警察當(dāng)局から「暴行した女の身柄を確保した。男は見つかっていない」と連絡(luò)があり、女からは和解の申し出があったという。

母親は「娘は體だけでなく心にも大きな傷を負(fù)った」として5萬元（約78萬円）の賠償金を請(qǐng)求、雙方による?yún)f(xié)議の結(jié)果4萬元（約62萬円）の賠償を支払うことで決著し、すでに3萬5000元（約55萬円）が支払われたとのことだ。この件について警察関係者は「コメントできない」としている。

このことについて、中國のネットユーザーの多くは「警察の対応がいい加減すぎる」「これが一般市民に対する一般的な処理効率」「3カ月もかかるなんて、どんな捜査能力なんだよ」「職務(wù)怠慢だろう」「賠償払わせるだけで、罰は與えないのか」など、警察の対応を批判するコメントを殘している。また「こうなるともう、何かあったときに110番通報(bào)するより、微博に書き込んだほうがいいんじゃないかとさえ思う」など、警察に対する不信を感じさせる意見もあった。（翻訳?編集/川尻）