2014年3月3日、香港英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストに「よりクリーンな空気のために代償を払うのは農(nóng)村部の工場従業(yè)員や住民」と題した記事が掲載された。4日付で環(huán)球時報が伝えた。

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中國政府は鉄鋼業(yè)における汚染削減の効率向上を推し進めており、河北省唐山市では昨年11月、大気汚染の大きな原因となっている製鋼所がいくつも操業(yè)停止に追い込まれた。閉鎖された製鋼所の近くに住む閻（イェン）さんは、工場に勤めていた息子の給與は4カ月分も未払いだと話した。工場が建っていた土壌汚染が浄化され、再び耕作地として利用できるようになるのはいつになるのかも分からないという。このように、汚染改善に向けた政策で、一番最初にダメージを受けるのは農(nóng)村部の労働者や住民であり、職を求めて、離れていく労働者も多いという。

中國では今、成長目標(biāo)をただ追求するのではなく、環(huán)境保護を重視することが求められている。北京市に住む米経済専門家は「これまでの10年、高成長で雇用と社會の安定を保つことが中國政府內(nèi)部の共通認(rèn)識だったが、今ではこの考え方は疑問視されている」と指摘する。

北京市などの都市で大気汚染が深刻化する中、隣接する河北省でも汚染削減への取り組みが進められている。河北省は2018年をめどに、鉄鋼産業(yè)における過剰な生産能力を7000萬トン削減することを目指している。中でも、唐山市は製鋼所の生産能力を2017年に4000萬トン、18年に2800萬トン削減する計畫だ。同市は予想される失業(yè)者數(shù)を公表していないものの、メディアは「目標(biāo)達(dá)成には40萬人分の再就職先を用意する必要がある」と指摘する。

また、河北省は今年2月、鉄鋼関連企業(yè)の高爐?転爐19基を解體している。従業(yè)員の再就職に向け、現(xiàn)地政府は職業(yè)訓(xùn)練や他の保障を提供することを約束している。経済専門家は「産業(yè)の高度化はエンジニアや金融専門家といった教育水準(zhǔn)が高い人材により多くの雇用を創(chuàng)出する見通し。サービス業(yè)の発展は工場従業(yè)員の再雇用拡大につながる」との見方を示している。（翻訳?編集/XC）