2014年3月4日、同じ服裝で覆面をした暴徒10數(shù)人が1日夜、雲(yún)南省昆明駅の広場(chǎng)や乗車券販売窓口で罪のない市民に刃物で切りつけ、29人が死亡し、100人余りが負(fù)傷した。このテロ事件は反人類、反文明、反社會(huì)という犯罪者の狂暴な本質(zhì)をはっきりと示した。彼らは正真正銘のテロリストだ。（文：溫憲（ウェン?シエン）人民日?qǐng)?bào)駐米記者）

【その他の寫(xiě)真】

だがCNN、AP通信、ニューヨーク?タイムズ、ワシントン?ポストを含む一部西側(cè)メディアの報(bào)道はひねくれた、論理的に混亂したものであり、魂膽を抱いて離間を煽ってさえいる。対テロ問(wèn)題を最も聲高に叫び続けてきたこれらのメディアの、昆明駅テロ事件での集団的失明と口から出任せには憤慨させられる。

理性を失い狂気じみたこの狂暴な行為があからさまなテロ犯罪であることは、大量の事実が十分に証明している。だが一部西側(cè)メディアは報(bào)道で「テロリスト」との表現(xiàn)を使おうとしないうえ、事実の真相を顧みず、善悪を混同している。CNNは「テロリスト」と括弧付きで報(bào)じたうえ、刃物を使ったこうした襲撃事件は決して初めてではなく、2010年と2012年にも學(xué)校で起きたことがあるが、「政治的結(jié)びつき」はなかったと、何を企んでいるのか見(jiàn)當(dāng)のつかぬ報(bào)道の仕方をした。

AP通信は報(bào)道で「政府の言うところのテロリスト」との前置きを加え、ニューヨーク?タイムズやワシントン?ポストはテロリストを「襲撃者」と呼んだ。事件の経緯を説明する際、CNN、ニューヨーク?タイムズ、ワシントン?ポストは新疆社會(huì)が多大な進(jìn)歩を遂げたことを無(wú)視し、中國(guó)の民族間関係に公然と水を差した。AP通信にいたってはインタビューでの発言を選択的に引用した際、なんと「ウイグル人を獨(dú)立させるべきだ」と主張した。

これほど明白な事実を前に、これらのメディアの報(bào)道は偽善的であるだけでなく、偏見(jiàn)に駆り立てられて冷酷な面構(gòu)えをさらけ出している。これらのメディアは「人権」を口にしていたのではないのか？血の海に倒れた無(wú)辜の命を目にしたのだろう？報(bào)道の中で被害者の人権に対する関心を少しでも見(jiàn)せたのか？こうした事がもし米國(guó)で起きれば、死者の數(shù)がずっと少なくても、事件の性質(zhì)をどう報(bào)じるだろうか？「テロリスト」という表現(xiàn)を使うのにこんなにためらうのだろうか？

偏見(jiàn)は米國(guó)の一部の者が中國(guó)の新疆問(wèn)題を観察する際の痼疾となっている。記憶に新しいのは、少し前に米政府が中國(guó)の反対を顧みず、グアンタナモ基地に拘禁していた中國(guó)ウイグル族の最後の囚人3人をスロバキアに引き渡したことだ。これらの容疑者は國(guó)連安保理が認(rèn)定したテロ組織「東トルキスタンイスラム運(yùn)動(dòng)」のメンバーであり、正真正銘のテロリストだ。だが米國(guó)に危害を與えない限り、彼らは「テロリスト」ではないというのが米國(guó)のロジックだ。長(zhǎng)年にわたり米政府は新疆獨(dú)立を叫ぶ人々による様々な血腥い事件を「テロ事件」と呼ぼうとせず、中國(guó)の全ての行いを非難してきた。新疆獨(dú)立を叫ぶ人々に対する米政府の黙認(rèn)姿勢(shì)が、その気焔を増長(zhǎng)させたことは間違いない。昆明駅で起きた慘劇を受けて、米國(guó)のメディアと政府はより深く反省すべきではないのか？

テロとテロリスト問(wèn)題における、米國(guó)および一部西側(cè)メディアのダブルスタンダードは他者を傷つけ自らも利さないものだ。石を持ち上げて人を害していては、いつ自らの足元に石が落ちてくるとも知れない。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/NA?編集/武藤）