ささやかな國(guó)際協(xié)力実踐10カ條を紹介中、その8は我慢。外國(guó)は異國(guó)である。立場(chǎng)が異なるのは當(dāng)然のこと。一例をあげよう。先に紹介した文化?文化財(cái)分野の人材を育成する一環(huán)としての「小島新疆文化文物優(yōu)秀賞」は2013年が契約期限であった。その前年に延長(zhǎng)を提案した。その後に沖縄県尖閣諸島が國(guó)有化され、日中関係はいっきに冷え込んだ。中國(guó)の多くの都市で反日デモが繰り広げられた。

筆者が実踐してきた協(xié)力活動(dòng)にも各種影響が出た。本賞延長(zhǎng)も同意はえられず、やむなく第15回で終了した。事態(tài)が好転すればまた復(fù)活の機(jī)會(huì)も來(lái)るだろうと我慢した。2016年に新疆側(cè)から延長(zhǎng)提案があり、筆者はもとより異存なく同意、9月訪問(wèn)した際、延長(zhǎng)?増額協(xié)議書(shū)に調(diào)印した。

大戦末期、空襲で真赤になった空が脳裏に焼き付いている。戦爭(zhēng)は悲慘だ。避けねばならない。しかし人類(lèi)の歴史は戦爭(zhēng)と平和の繰り返し。國(guó)家の主張はぶつかり合い、最終的に戦爭(zhēng)に至る。戦爭(zhēng)を避ける方法のひとつが國(guó)際協(xié)力。國(guó)際協(xié)力は戦爭(zhēng)を抑止し平和を維持する活動(dòng)でもある。一庶民の筆者も細(xì)々と実踐してきた。実踐通じて対日感情改善めざす筆者の立場(chǎng)は難しい。外國(guó)での活動(dòng)は容易でなく、一方で國(guó)內(nèi)から批判もいただく。

國(guó)際協(xié)力は外國(guó)が主舞臺(tái)であるからには、雙方が相手の意向を重視する必要がある。日本流だけでは進(jìn)まない。中國(guó)流だけでは進(jìn)まない。今日にも回答があってしかるべき事柄も數(shù)日あるいは數(shù)週間を要する。我慢を重ねたうえで催促するようにした。

我慢は沙漠での大規(guī)模調(diào)査でも必須能力である。無(wú)人地帯であり、食糧や調(diào)査機(jī)材などを沙漠車(chē)やラクダで運(yùn)び込まねばならない。天候上調(diào)査時(shí)期が限られ、10～11月の一カ月ほどしか適しておらず、長(zhǎng)年を必要とした。一日の溫度差は約40度、シャワーもない3週間の沙漠生活、毎日同じ食事、體力を要する発掘、意見(jiàn)相違も度々の外國(guó)隊(duì)との共同活動(dòng)…といった厳しい條件であり、堅(jiān)固な使命感?強(qiáng)靭な精神力?體力と協(xié)調(diào)力がないと耐えられない。日中雙方隊(duì)員は努力を積み上げた。

筆者は企業(yè)経営者時(shí)代にインド仏跡巡禮「霊鷲山」での不思議な宗教的體験が縁となり得度し、知恩院「伝宗伝戒道場(chǎng)」を満行した僧侶でもある。日に5萬(wàn)6萬(wàn)回念仏唱えつつ日本縦斷したこともある。野宿を想定し、夏に行い熱中癥で倒れたことも。鹿児島佐多岬から北海道宗谷岬まで約3200キロ80日。阿彌陀様と一緒のありがたい念仏旅であった。新疆訪問(wèn)時(shí)もホテルの部屋に小仏像を安置し、誦経している。そんな立場(chǎng)からいえば、國(guó)際協(xié)力実踐は「修行道場(chǎng)」ともいえる。

■筆者プロフィール：小島康譽(yù)

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問(wèn)。1982年から新疆を150回以上訪問(wèn)し、多民族諸氏と各種國(guó)際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國(guó)獻(xiàn)男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽(yù) 挨拶―＜新疆是個(gè)好地方＞
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