2014年3月6日、中國自動車市場では一般的なファミリーカーが好調(diào)な売れ行きをみせているが、これまで急速な伸びを維持してきた超高級車ブランドが「寒波」に直面しつつある。関連のデータによると、ベントレー、ランボルギーニ、フェラーリなどのブランドは中國市場での販売臺數(shù)が減少している。ある業(yè)界関係者は、今年は超高級車の販売は滯るが、中級車と高級車の販売は予想通り好調(diào)だと予測する。広州日報が伝えた。

【その他の寫真】

▽超高級車の販売が減少

あるデータによると、ベントレーは2013年に世界全體で1萬臺の販売臺數(shù)を記録したが、中國市場は2191臺で前年比2．8％の増加にとどまった。

同年のランボルギーニの中國販売臺數(shù)は267臺で、12年の320臺から16．7％減少した。フェラーリは554臺で前年の約3分の2だった。

超高級車の低迷をよそに、中級車?高級車は昨年、中國市場で伸びを達成した。

あるデータをみると、アウディは昨年、中國で49萬1989臺を売り上げ、前年比21．2％増加した。アウディによると、昨年4月に中國市場に投入したコンパクトSUV「Q3」が売り上げを牽引し、「A4L」の中國販売臺數(shù)も同20％増加した。

BMWの昨年の中國販売臺數(shù)は39萬713臺で、世界の各市場の中でトップに立ち、同19．7％増加した。「3シリーズ」は同59．3％、「6シリーズ」は同50％以上増加した。ベンツは昨年、中國で同11．1％増加の21萬8045臺を販売した。

このほかトヨタ傘下の高級車ブランド「レクサス」は昨年、中國市場で約7萬4000臺を販売し、同約16％増加した。キャデラックは5萬臺で同66．6％増加し、販売臺數(shù)の新記録を打ち立てた。

▽ハイエンド消費に國の調(diào)整の影響

超高級車の昨年の販売臺數(shù)が減少したことについて、中國汽車（自動車）流通協(xié)會の賈新光（ジア?シングアン）常務理事は次のように述べた。減少の主な原因は、超高級車ブランドの規(guī)模はそれほど大きくなく、年間販売臺數(shù)が數(shù)千臺ほどにとどまっており、一連のブランドは中國市場で年間數(shù)百臺を売り上げるに過ぎない。よって販売量に波があれば、増加率の振幅も大きくなる。また、國は現(xiàn)在、ハイエンド消費の調(diào)整コントロールを進めており、一連の高級な飲食、高級自動車を含め消費に一定の影響が出て、超高級車の売り上げも低迷することになった。

賈常務理事は次のように予測する。調(diào)整コントロールが続き、今年の超高級車の販売臺數(shù)は増加するとは言い難いが、ビジネス上の需要がある消費者にとってみれば、中級車?高級車というのはなかなかよい選択であり、今年は中?高級車の販売臺數(shù)がさらに伸びることが予想される。

▽産業(yè)の背景、中國の自動車生産?販売は13年も新記録

中國汽車工業(yè)協(xié)會がまとめた統(tǒng)計によると、中國では13年に自動車の生産臺數(shù)、販売臺數(shù)がいずれも2000萬臺の大臺に到達して過去最高を更新し、前年に続いて世界一になった。生産は2211萬6800臺で同14．8％増加し、増加率は前年を10．2％上回った。販売は2198萬4100臺で同13．9％増加し、増加率は前年比9．6％上昇した。増加率が大幅に上昇しており、年度當初の予測を上回った。今年1月の生産臺數(shù)は205萬1700臺で前年同月比4．4％増加し、前月比では4％減少した。販売臺數(shù)は215萬6400臺で同6％増加し、前月比では1％増加し、過去最高を更新した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/武藤）