2020年10月18日、観察者網(wǎng)は、中國(guó)系俳優(yōu)が「目が二重でアジア人らしくない」との理由でハリウッド映畫のオーディションに落ちた経緯が、人種差別の事例として議論を呼んでいることを報(bào)じた。

記事は、近ごろ中國(guó)の俳優(yōu)オーディション番組で注目を集めた米ニューヨーク出身の中國(guó)系俳優(yōu)?馬伯騫（ビクター?マー）について、3年前に受けたインタビューの內(nèi)容に改めて関心が寄せられていると紹介した。

インタビューの內(nèi)容は、2014年に公開(kāi)されたハリウッド映畫「メイズ?ランナー」に登場(chǎng)するアジア系人物の「ミンホ」役としてオーディションを受けた馬が、実際にこの役を演じることになった韓國(guó)系米國(guó)人俳優(yōu)キー?ホン?リーとともに最終選考に殘ったものの、結(jié)局落選してしたというものだ。

その落選理由について馬は、自身が當(dāng)時(shí)未成年だったことで制作側(cè)が夜間の撮影が難しいことに難色を示したことに加えて、「一重まぶたでないため、アジア人に見(jiàn)えない」と言われたことを振り返り、「一重まぶたで自分より目が小さい」という理由で相手が選ばれたことに強(qiáng)い憤りを感じたものの「どうしようもなかった」と語(yǔ)っている。

また、この出來(lái)事を通じて「自分が意識(shí)していなくても、アジア系の人物が米國(guó)で事業(yè)を展開(kāi)する際には不公平な待遇を避けて通ることはできない」と痛感したとし、活動(dòng)の場(chǎng)を米國(guó)ではなく中國(guó)に求めるようになったとのことである。

記事は、このエピソードについて中國(guó)のネットユーザーから「まさに西洋人が考える『アジア顔』のイメージを表している。彼らは多様化という言葉を使って、暗にアジア系を差別しているにすぎない」「西洋の映畫の中で、アジア系の登場(chǎng)人物が敵側(cè)のずるい性格の下っ端としてよく用いられるのも、西洋人のアジア系に対する差別が原因にある」との感想が見(jiàn)られたと伝えている。（翻訳?編集/川尻）