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中國共産黨機関紙、人民日報系の環(huán)球時報は21日、「新型コロナウイルス感染癥流行期における中國の安定した輸入需要が日本とドイツにサプライズをもたらした」とする専門家の見方を伝えた。寫真は上海洋山深水港。
中國共産黨機関紙、人民日報系の環(huán)球時報は21日、「新型コロナウイルス感染癥流行期における中國の安定した輸入需要が日本とドイツにサプライズをもたらした」とする専門家の見方を伝えた。
記事はまず、中國市場について、「日本とドイツにとって輸出減を防ぐ『中流の砥柱(しちゅう)』となっている」とした。
その上で、日本については、「日本の財務省が19日発表した貿易統(tǒng)計によると、新型コロナウイルス感染癥流行期の2020年4~9月の輸出全體は前年同期比19.2%減ったのに対し、中國向けは3.5%増えた。特に9月は2桁増の伸びを実現し、14.0%増となった」と伝えた。
ドイツについても「(日本と)類似した狀況だ」とし、「ドイツ連邦統(tǒng)計局が8日発表した貿易統(tǒng)計によると、8月の輸出全體は前年同期比10.2%減ったのに対し、中國向けは1.1%減と安定を保った。7月も中國向けはわずか0.1%減っただけだった。ドイツの今年第2四半期の貿易は、米國向けや英國向けが大幅減となる中、中國は米國を抜いてドイツにとって最大の輸出市場となった」と伝えた。
そして、北京大學経済學院の曹和平(ツァオ?ホーピン)教授のコメントとして、「新型コロナウイルス感染癥の流行以來、中國から世界の製造業(yè)への供給は妨げられずに進み、中國は世界経済の回復に替えがきかない役割を果たしてきた。中國というエコノミーが世界のサプライチェーンに欠かせない存在であることは、明らかで疑いないものとなっている。中國の安定した輸入需要は、日本とドイツにとってサプライズとなっている。中國経済の粘り強さと不可欠性は米國に匹敵するものであり、中國の新型コロナウイルス感染癥流行期におけるパフォーマンスは顕著だ」と伝えた。
記事は、「統(tǒng)計によると、輸出が日本とドイツの経済成長に與える影響はとても大きい」とし、「ドイツの國內総生産(GDP)の約半分は輸出によるものだ。日本経済における輸出の比重は16%と高い。中國は両國にとって最も重要な輸出市場の一つとなっている」と伝えた。(翻訳?編集/柳川)
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