2014年3月10日、大気汚染といえば北京ばかりが注目されがちだが、昨年中國の環(huán)境部門が測定したところによると、中國の74都市中、大気の質が環(huán)境基準を満たしているのはわずか3都市に過ぎなかった。參考消息網(wǎng)が伝えた。

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この3都市は海南省海口市、チベット自治區(qū)ラサ市、浙江省舟山市。汚染が最も深刻だったのは北京市と天津市および両都市を取り囲む河北省。この地域では昨年スモッグ発生により日常生活に困難をきたした日數(shù)が年間の6割以上に及んだほか、PM2．5も平均106マイクログラム/毎立方メートルを記録し、世界保健機関（WHO）の安全基準を大幅に上回っている。

最新データによれば、北京市、上海市、広州市などを中心とする中國の主要工業(yè)地帯の土地面積は全國の8パーセントにすぎないが、石炭消費量は全國の43パーセントを占めている。このうち北京市および周辺工業(yè)地域がもっとも石炭消費量が多く、この地域だけで汚染物質排出量は全國の30パーセントを占める。

現(xiàn)在中國の主要大都市では環(huán)境対策が進んでおり、環(huán)境基準を順守しない企業(yè)は罰則を受けるなどの制度が整備されているところだ。だが環(huán)境保護主義者からは、この施策のためにかえって企業(yè)が地方へ移転し、環(huán)境汚染が全國に散らばるのではないか、との懸念も指摘されている。(翻訳?編集/YM)