<直言!日本と世界の未來>トランプ氏、大統(tǒng)領(lǐng)選討論會(huì)で挽回できたか―立石信雄オムロン元會(huì)長(zhǎng)

立石信雄    2020年10月25日(日) 6時(shí)30分

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米大統(tǒng)領(lǐng)選を目前に控え、共和黨のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と民主黨のバイデン氏の2回目テレビ討論會(huì)(10月23日)を観た。討論が成立しなかった1回目の討論會(huì)とうって変わって、スムーズに進(jìn)行したように思う。

11月3日の米大統(tǒng)領(lǐng)選を目前に控え、共和黨のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と民主黨のバイデン前副大統(tǒng)領(lǐng)の2回目テレビ討論會(huì)(10月23日)を観た。まともな討論が成立しなかった1回目の討論會(huì)とうって変わって、スムーズに進(jìn)行したように思う。相手候補(bǔ)の発言中にマイクのスイッチを切る措置と合わせ、司會(huì)役だったNBCテレビのアンカー、クリステン?ウェルカー氏による質(zhì)問や進(jìn)行が効果的だったようだ。

 

討論會(huì)の冒頭、司會(huì)者が切り出したテーマは新型コロナウイルスだった。「4萬人の米國(guó)人が入院しており、前回の討論會(huì)から(10日間で)1萬6千人が亡くなった。どのように國(guó)を率いるのか」とただした。自らも感染したトランプ氏は「非常に素早く回復(fù)した」と誇らし気に語り、米國(guó)でも対策を取っていると主張?!竾?guó)を閉じているわけにはいかない。我々はコロナとの共存を?qū)Wびつつある」と経済再開を強(qiáng)調(diào)した。

これに対し、バイデン氏は米國(guó)で世界最悪の22萬人が亡くなっていると指摘し、トランプ氏の無策が原因だと批判。「勘弁してくれ。一緒に死ぬことを?qū)Wびつつある」と攻め立てた。

主張の対立は、気候変動(dòng)の問題でも鮮明だった。バイデン氏は「対策を進(jìn)める倫理的な義務(wù)がある」と述べ、溫室効果ガスの実質(zhì)排出ゼロを目指して再生可能エネルギーへ投資すべきで、雇用も生み出せると訴えた。トランプ氏はバイデン氏の対策が「何兆ドルもかかる」上に「石油業(yè)界を破壊する」などと反論し、石油採(cǎi)掘が盛んなテキサス、ペンシルベニア、オクラホマ各州を持ち出して批判した。

経済問題についても両者の主張は真っふたつ。トランプ氏は「私が當(dāng)選すれば株価は上がり、バイデン氏が選ばれれば、暴落すると言われる」と主張したのに対し、バイデン氏は、トランプ政権の下では、富裕層に利益が集中したことを批判?!钢陙筏笜?biāo)を持っていない。普通の人は、株式市場(chǎng)で生きていない」と反撃し、「中小企業(yè)の6分の1は倒産しつつある」と述べた。

中國(guó)との通商では、トランプ氏が「中國(guó)が抹殺しようとした米國(guó)の鉄鋼業(yè)界が、私が関稅をかけたおかげで復(fù)活した」と発言。中國(guó)の報(bào)復(fù)関稅で打撃を受けた米國(guó)の農(nóng)家に対しては「私が280億ドル(約3兆円)を配った」と胸を張った。

一方バイデン氏は、「(農(nóng)家への支払いの出どころは)米國(guó)民の稅金だ」と指摘。中國(guó)に対しては「友好國(guó)と一緒に、『ルールに従わなければ代償がある』と言う必要がある」と述べ、各國(guó)と連攜して対中政策に取り組むことが重要との考えを示した。

23日の討論會(huì)では、世論調(diào)査で劣勢(shì)が続くトランプ氏が、反転攻勢(shì)のきっかけを作れるかに注目した。1回目の討論會(huì)で、バイデン氏の発言に頻繁に介入したトランプ氏が、顰蹙(ひんしゅく)を買い支持率を下げたとされる。その反省からか今回はバイデン氏の発言をあまり遮らず、まともな討論會(huì)となったと思う。

そんな中、トランプ氏が新たな攻撃材料として使おうとしたのが、バイデン氏の次男、ハンター氏をめぐる「スキャンダル」。バイデン氏はすべて「事実ではない」と否定し、トランプ氏も証拠を示すことができなかった。一方トランプ氏は納稅記録の公表を拒み続けている問題をバイデン氏から、「なぜ開示しようとしないのか。外國(guó)から多くの資金を得ているからだ」と攻撃された。

討論會(huì)の最後、「當(dāng)選した場(chǎng)合、就任式で、自身に投票しなかった人に何と言うか」という質(zhì)問に対し、トランプ氏は「彼(バイデン氏)はみんなの稅金を上げようとしている」と批判したが、バイデン氏は「『投票した人でも、反対した人でも、私は皆さんを代表する米國(guó)の大統(tǒng)領(lǐng)だ』と言うだろう」と“大統(tǒng)領(lǐng)”らしい回答だった。

米メディアの多くは討論會(huì)での発言について、バイデン氏にも勘違いや誇張が見られたものの、トランプ氏の方が多いと指摘。討論會(huì)の直後に行ったCNNの調(diào)査では、バイデン氏が勝利したと評(píng)価した人は53%、トランプ氏は39%。トランプ氏による劣勢(shì)挽回にはつながらなかったようだ。選挙まであと10日余り、不確実性が高まる米國(guó)で何が起きるか分からない。

<直言篇137>

■筆者プロフィール:立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)(現(xiàn)オムロン株式會(huì)社)取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)など歴任?!弗蕙庭弗幞螗趣?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ノーベル賞'>ノーベル賞」といわれるSAM(Society for Advancement of Management)『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國(guó)?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM(日本経営近代化協(xié)會(huì))名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)。エッセイスト。

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