2013年3月11日、中國(guó)中央テレビ（CCTV）の音楽番組「中國(guó)好歌曲」に出演し、自作曲を熱く歌い上げ、視聴者を感動(dòng)の渦に巻き込んだ四川省の少數(shù)民族「イ族」のミュージシャン?莫西子詩(shī)。身長(zhǎng)も高くなく、収入もあまり多くなく、イケメンでもない莫西子詩(shī)が、美しくかわいい日本の女性を戀人にすることに成功した戀愛エピソードが中國(guó)で話題になっている。北京青年報(bào)が伝えた。

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莫西子詩(shī)が非常に才能に溢れたミュージシャンであることを知っていた「中國(guó)好歌曲」の演出家たちは、これまでに何度も番組出演オファーを出してきた。熱心な誘いを受け、莫西子詩(shī)は番組內(nèi)で自作曲を披露した。この際に多くの視聴者を感動(dòng)させた曲は、実は日本人の戀人に捧げたラブソングだった。

■1年に會(huì)えるのはわずか1?2回、6年にわたる遠(yuǎn)距離戀愛

莫西子詩(shī)は以前、北京市の胡同（＝路地）でガイドを務(wù)めていたことがある。この頃、この日本人女性に偶然出會(huì)ったのだという。その後、「ある冬の日、道を歩いていてふと顔をあげて夜空を見上げると、非常に美しい満月だった。この美しい夜に、突然ふとこの日本人女性のことが思い出された」と莫西子詩(shī)。そこで、思い切って會(huì)う約束をした。しかし、當(dāng)時(shí)2人は親しい間柄ではなく、何を持っていけばいいのかもわからなかった。そのとき、莫西子詩(shī)曰く、「魔がさしたように、今思えばすごく失禮な突飛な行動(dòng)」に出てしまったのだという。道の傍らに咲いている雑草をリュックの中に入れて、女性に會(huì)った時(shí)に、その雑草を取り出して、「はいこれ、この雑草を君にあげる」と言った。心優(yōu)しい日本人女性はそれを嫌がるどころか、逆にその純粋さと真摯な行動(dòng)に感動(dòng)した。お互いに好感を持ち、2人は付き合うことになった。この雑草が2人を戀愛関係に発展させるきっかけとなった。

雑草を女性に贈(zèng)って求愛をしたという一風(fēng)変わった戀愛エピソードは、「雑草はバラの花よりもロマンチック」などとネットユーザーらの共感を得た。

■雑草による求愛は成功するとは限らない

しかし、莫西子詩(shī)によると、このような戀愛アプローチを成功させるのは、決して簡(jiǎn)単なことではないという。莫西子詩(shī)は、「みんな誤解していると思う。女性へのアプローチを成功させるのはそんなに簡(jiǎn)単なことではない。雑草は単に2人にとって良いきっかけになっただけ。しかも、この良いきっかけも雑草を贈(zèng)ったことによるのではなく、背負(fù)っていたリュックの中に隠していた雑草を取り出して、サプライズで彼女に手渡したという過(guò)程によるもの。もしある日、あなたと気になる女性が月光の下で散歩をして、あなたが突然胸から花を取り出して女性に贈(zèng)ったのなら、この女性は必ずあなたのことを今後もずっと忘れないはず」と戀愛の先輩として、戀人が欲しいシングルの青少年たちにアドバイスを送った。

現(xiàn)在、莫西子詩(shī)とこの日本人女性は付き合ってすでに6年余りになる。この期間、莫西子詩(shī)は戀人に捧げる多くの曲を作ってきた。これまで女性は日本に住んでおり、2人は1年に1、2度しか會(huì)えないという遠(yuǎn)距離戀愛を続けてきた。しかし、最近になって女性は中國(guó)の青島（チンタオ）に仕事をみつけたことで、2人を取り巻く環(huán)境はかなり良くなったという。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/MZ?編集/武藤）