2020年10月26日、中國メディアの環(huán)球網(wǎng)によると、新疆ウイグル自治區(qū)カシュガルでの新型コロナウイルス無癥狀感染者が164人に達(dá)した。

記事によると、カシュガルでは全員にPCR検査を行っており、26日午後4時時點(diǎn)で累計447萬1700人の検査を終え、213萬3600人分についての結(jié)果が判明。このうち26日に新たに陽性が確認(rèn)されたのは26人で、いずれも感染者の濃厚接觸者だった。これまでに感染が確認(rèn)された人も合わせると、感染者は合計164人になったが、全員が無癥狀だという。

この理由について、北京大學(xué)第一醫(yī)院呼吸重癥醫(yī)學(xué)科の王広発（ワン?グアンファー）主任は、「新型コロナウイルス感染者は通常、癥狀が出る2日前から検査で陽性反応が出るため、今回の感染者の多くが初期癥狀の段階にあることや、発癥前に検査で確認(rèn)できたためではないか」との見方を示した。

イェール大學(xué)公共衛(wèi)生學(xué)院の陳希（チェン?シー）準(zhǔn)教授は、「新型コロナウイルスには數(shù)日の潛伏期間があり、カシュガル地區(qū)の感染者は比較的早く発見できたため、無癥狀なのだろう」と語った。一方で、「無癥狀感染者が後に癥狀を現(xiàn)す可能性は否定できない」としたほか、「感染が工場で発生しており、従業(yè)員は主に若者だったため、無癥狀の割合が高くなった」との見方を示した。

記事は、ウイルスの変異とも関係があるとの見方も出ていると紹介。陳氏は、「アジアのウイルスは北米や南米のウイルス株とは異なっており、ウイルス學(xué)の観點(diǎn)からすると、ウイルスが人體に適応するほど、より多くの人體に付著するために毒性が低くなり、発見しにくくなるので、無癥狀感染者の比率が高くなったのではないか」とした。ただ、王氏は「ウイルスの変異が大勢の無癥狀感染者を出した可能性は低い」と述べているという。（翻訳?編集/山中）