一市民の拙い國(guó)際協(xié)力実踐10カ條紹介中、その最後は感謝。國(guó)際協(xié)力も極言すれば「人間力」が決め手であろう。相手との縁をありがたく頂き、感謝を基礎(chǔ)に、義理と人情で接し、口や頭だけでなく心で行動(dòng)するように努めた?？茖W(xué)技術(shù)がいかに発展しようと人と人の信頼こそが國(guó)際協(xié)力の決め手である。

実踐してきた世界的文化遺産保護(hù)研究?人材育成?関連の3分野での多數(shù)の國(guó)際協(xié)力。そのいずれも筆者一人で出來たわけではない。日中雙方多くの方々のご指導(dǎo)ご盡力あってこそ成し遂げることができた。共に苦労し豊富な成果をあげた方々を誇りに思い、感謝するばかりである。時(shí)に笑い、時(shí)に口論し、共に唄い、共に汗を流した約40年。

引退した人たちとも交流を続けている。9年前の新疆政府主催の筆者訪問30周年記念活動(dòng)時(shí)の感謝宴には退職者多數(shù)も招いた。新疆政府副主席?新疆生産建設(shè)兵団司令?黨宣伝部長(zhǎng)?新疆文化庁書記?新疆大學(xué)學(xué)長(zhǎng)……だった約150人。在職中はその権力により影響力をふるった方々も退職し10年20年経ち、誰も訪ねて來なくなっている?！干iして、テレビ見て、小説読んでいるだけだ。よく招いてくれた」と。ハグし友情に感謝しあった。昨年も10年數(shù)前に新疆文物局幹部を定年退官した老人宅を訪ね昔話をひととき楽しんだ。

中國(guó)から小包到著。コロナ禍で航空便もままならぬ中、何事かと開けると、新疆文化庁の書記だった徐華田さんの240頁もの回想録『路漫漫』。略歴に「1942年江蘇省淮安生まれ、63年國(guó)家分配により新疆へ。66年中國(guó)共産黨入黨、機(jī)械工場(chǎng)勤務(wù)や新疆黨委員會(huì)弁公庁副主任などをへて、98年新疆ウイグル自治區(qū)文化庁書記就任、2003年定年」と。北京で夫人ら家族と穏やかに過ごす寫真が配された「序」には「あっという間の新疆を振り返ると、広い道も狹い道もあり、不順な道も回りくねった道も険しい道もあったが、強(qiáng)い意志で歩み続け、勝利の彼岸に達(dá)した。新疆50年余の人生を『路漫漫』とまとめることとした。私の魂と夢(mèng)を燃やした第二の故郷！ありがとう新疆」 (拙訳) と。

家族?黨?仕事?友人のことなどの中に「我が日本の友人－小島康譽(yù)さん」と題した11頁もの特集。その最後は「親愛的小島康譽(yù)兄弟，謝謝您対我工作的支持，我們永遠(yuǎn)是好朋友！衷心祝福您佛安！」と。退職して北京へ転居した徐氏から17年ぶりの便りが屆き、外國(guó)人で唯一人特集が組まれるのは、相互感謝の交流を続けてきたからであろう。感謝の手紙を書き、徐氏との活動(dòng)寫真も載せた拙著『中國(guó)新疆36年國(guó)際協(xié)力実録』に「衷心感謝！迷路悟道」とサインし、筆者が報(bào)じられた最近の「人民日?qǐng)?bào)」「環(huán)球時(shí)報(bào)」「人民網(wǎng)」などとEMS。國(guó)際外交は「主張合戦」、國(guó)際協(xié)力は「感謝合戦」。今後も老殘微力を捧げたい。

付記：先週Go Toトラベルで北海道の民族共生象徴空間「ウポポイ」參観。コロナ禍で約3カ月遅れてオープンした「先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本初、最北の國(guó)立博物館」。國(guó)際協(xié)力に通じる「共生」精神を?qū)Wんだ翌日、駐札幌中國(guó)総領(lǐng)事館で孔多孜?玉素甫副総領(lǐng)事（ウイグル族?女性）と舊交を溫めた。新疆ウイグル自治區(qū)政府外弁から大阪副総領(lǐng)事?中國(guó)大使館參事官などをへて活躍中。10數(shù)年前にウルムチで実施した女史も寫る日中文化交流（ウイグル女性は和服、日本女性はウイグル民族衣裝）の寫真を土産に持參し、孔多孜副総領(lǐng)事が拙著『新疆世界文化遺産図鑑』『中國(guó)新疆36年國(guó)際協(xié)力実録』を掲げて記念寫真を撮るなど、30年來の親友との楽しい一時(shí)。感謝！

■筆者プロフィール：小島康譽(yù)

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國(guó)際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國(guó)獻(xiàn)男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽(yù) 挨拶―＜新疆是個(gè)好地方＞
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小島康譽(yù)氏コラム