日本でのベトナム人犯罪は「問題ありすぎの技能実習(xí)制度のせい」―中國メディア

Record China    2020年11月2日(月) 8時10分

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中國メディアの中國新聞社は1日に発表した記事で、日本で発生したベトナム人による犯罪の背景には、問題が多すぎる日本の外國人に対する技能実習(xí)制度があると論じた。

中國メディアの中國新聞社は1日、海外華字メディアとの協(xié)力媒體である華輿を通じて、日本で発生したベトナム人による犯罪の背景には、問題が多すぎる日本の外國人に対する技能実習(xí)制度があると論じる記事を発表した。

記事はまず、埼玉県、栃木県、群馬県で10月末までに発生したベトナム人による家畜などの大量盜難事件を紹介。ベトナム人が犯罪に手を染めるに至った経緯については、技能実習(xí)の期間が終わり帰國するはずだったが、新型コロナウイルス感染癥のために多くの航空便が運航を取りやめ、航空運賃が高騰したために日本に留まらざるをえなくなった。しかもコロナの影響で解雇されてしまったため、家畜類を盜み、一部は自分らで食べ、一部はネットで販売したと、ベトナム人側(cè)に同情的な論調(diào)で報じた。

日本の行政側(cè)の動きについては、コロナの影響で解雇されたり、航空便が減らされたことで帰國できない技能実習(xí)生が新たな職場で働くことを認(rèn)めたなどと紹介。行政側(cè)の措置は「人道的であることは確か」などと一定の評価をした。

ただし、技能実習(xí)生の制度そのものに対しては、外國の労働力が先進(jìn)的な技術(shù)を取得することを助け、母國の発展を支援するための制度として設(shè)けられたと紹介した上で、「良い政策だが効果を上げているとは言えず、実際には往々にして安価な労働力を獲得するための手段になっている」と批判した。

また、日本が2019年4月に「特定技能」と稱して新たな在留資格を認(rèn)めたことは、農(nóng)業(yè)や介護(hù)など少子高齢化による人手不足に対応するためと紹介。さらに、「特定技能第1號」として在留資格を取得して來日した外國人が20年6月末までに累計5950人だったのに対して、日本政府が予定している技能実習(xí)生の24年末までの目標(biāo)人數(shù)が34萬5000であり、「特定技能」の受け入れは明らかに少ないと論じた。

記事は、外國人労働者の問題に詳しい日本人弁護(hù)士の話を引用して、日本政府はコロナの影響に伴って柔軟な対応したが、あくまでも応急措置であり抜本的な対策ではないと指摘。同弁護(hù)士の「日本政府は將來、技能実習(xí)制度を根本的に廃止すべきであり、特定技能による在留資格認(rèn)定制度を完成させるべきだ」との主張も紹介した。

記事は、一連のベトナム人による犯罪は、技能実習(xí)制度における問題の「氷山の一角が露呈したものだ」と批判した。(翻訳?編集/如月隼人

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