2014年3月13日、東日本大震災(zāi)をきっかけに、日本の不動産業(yè)界は低迷し、昨年になってやっと回復(fù)の兆しを見せ始めた。特に、今年の4月から消費(fèi)稅が5％から8％に引き上げとなるため、昨年末から不動産の駆け込み需要が発生している。今年1月、日本のマンション販売量は昨年同期比6．1％増となったとの情報(bào)もある。記者はこのほど、日本の新築マンションを取材し、営業(yè)マンの卓越した販売術(shù)に、新鮮味を感じることができた。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

日本のマイホーム購入予定者はまず、インターネットで不動産會社が提供している不動産情報(bào)を収集する。不動産を宣伝しているサイトはどれも美しくデザインされ、不動産だけでなく、周辺の環(huán)境も一目瞭然だ。日本のマンションの営業(yè)マンは、まず不動産の內(nèi)部構(gòu)造や設(shè)備を重點(diǎn)的に紹介する。日本では、販売される時(shí)點(diǎn)で既に內(nèi)裝が完了しており、すぐに引っ越せる狀態(tài)になっている。次にカギとなるのは不動産の立地條件。付近に學(xué)校や病院、スパー、図書館などがあるか、自然環(huán)境はどうかなどだ。また、駅からの距離など、交通の便も大きなポイントだ。筆者が不動産サイトで関連の情報(bào)を入力すると、不動産會社からすぐにマンションの資料が屆いた。各不動産會社が製作、デザインしている広告や販売サイトはどれも魅力的だ。

記者はサイト上で、建設(shè)中のマンションを見付け、電話でモデルルームの見學(xué)を予約した。日本の不動産會社の多くは水曜日が定休日で、サラリーマンが見學(xué)しやすいようにと週末は通常営業(yè)している。見學(xué)に訪れると、お茶を汲んでくれるなど、VIP待遇で迎えてくれる。部屋の構(gòu)造や機(jī)能、価格以外に、宣伝用の7-8分の動畫も見せてくれる。マンションのメリットを中心に紹介する動畫は専用の個(gè)室で放映され、內(nèi)容は非常に凝っている。動畫を見終わると、次はモデルルームの見學(xué)。営業(yè)マンが部屋の間取りの良さや入居後の便利な點(diǎn)、さらにキッチンやバスルームに使われているのはどこのメーカーの新製品かなどを詳しく説明してくれる。日本ではマンションの営業(yè)マンになるために、まず宅地建物取引主任者資格試験に合格しなければならない。そのため、同業(yè)界では従業(yè)員の出入りがそれほど激しくなく、従事者の多くが30-40歳のさわやかな男性だ。

中國と違い、日本は地震多発國であるため、マンションの営業(yè)マンは必ず、マンションの基礎(chǔ)の狀況を説明してくれる。建設(shè)中のマンションであれば、営業(yè)マンが顧客を建設(shè)現(xiàn)場にまで連れて行ってくれる。また、初めてマンションを見學(xué)しにきた人に、不動産會社は1000-3000円の商品券をプレゼントする。金額は小さいが、これも「気持ち」の問題だ。

中國では、一度モデルルームの見學(xué)に行くと、営業(yè)マンから何度も電話がかかり、煩わしいと感じる人も多いが、記者が日本で見學(xué)した後は、見學(xué)後の感想を聞く電話が1度かかってくるだけだった。しかし、電話をかけないからといって、あきらめたというわけではない。不動會社からは毎週、「今月見學(xué)に來ると、お米や電器製品が當(dāng)たる抽選に參加できます」や「3月末までにマンションの契約をした場合、30萬円割引に加えて、クーラーをプレゼント」といった內(nèi)容の広告が送られてきた。日本のマンション営業(yè)マンのこれらの営業(yè)方法は、中國の同業(yè)界にとっても參考の価値がある。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/武藤）