2020年10月30日、韓國?朝鮮日報によると、新型コロナウイルスによる不況で韓國の寶くじ売り場にある「異変」が起きている。

記事は「亂世には大當(dāng)たりを狙って寶くじが活況を呈するというが、コロナによる景気の沈滯が長引いたことで、『不況商品』の寶くじが飛ぶように売れている」と伝えている。

今年1月から6月までの寶くじ（ロト、年金福券）の販売額は2兆6208億ウォン（約2422億円）を記録。これは前年同期比11．1％増となる數(shù)字で、2005年に企畫財政部が事業(yè)実績を公開し始めて以降最も高いという。

ソウル?鍾路5街で寶くじ売り場を営むチャンさんのところでは、1週間でおよそ2億ウォン（ロト1枚は5000ウォン）を売り上げ、昨年に比べて週當(dāng)たりの売り上げは1000萬～2000萬ウォンほど増えた。通常は水曜日から次第に客が増え、金曜と土曜に頂點に達するというが、このごろは週の頭から客が押し寄せ、中には深夜に思い詰めた様子で買いに來る人もいるのだという。

これを受け、韓國のネット上では「寶くじは唯一の希望」「俺もでかい夢を見たい。もし10億ウォン當(dāng)たったら一生お金に困らない」「寶くじに當(dāng)たって幸せに暮らしたい」と切実なコメントが相次ぐ中、「何回か買ってみたけど當(dāng)たらないからもう諦めた。そのお金で株を買ったり、貯金した方がいいと思う」「寶くじは詐欺。やめた方がいい」など現(xiàn)実的なコメントも。

また「1等が當(dāng)たっても江南（カンナム、ソウルの高級住宅地）の家は買えないけどね」「1等が當(dāng)たった人がやっとのことでソウルに家が買えるという時代を文大統(tǒng)領(lǐng)がつくってくれた」「文大統(tǒng)領(lǐng)が國民に與えた最後の砦?寶くじ」など皮肉な現(xiàn)狀を訴える聲も多い。この他「寶くじを買うために並ぶのはいいけど、違法駐車はやめて」「寶くじ売り場の主こそ真の當(dāng)選者」などの意見も寄せられている。（翻訳?編集/松村）