2020年11月7日、観察者網(wǎng)は、日本と中國(guó)でほぼ同じ時(shí)期に立ち上げた民間旅客機(jī)プロジェクトが、中國(guó)は成功、日本は失敗という対照的な結(jié)果に終わった背景について論じた記事を掲載した。

記事は、中國(guó)が開発した民間旅客機(jī)ARJ21-700が続々と中國(guó)國(guó)內(nèi)の航空會(huì)社に納品されているのに対し、日本の三菱重工が進(jìn)めていた小型旅客機(jī)「三菱スペースジェット」（舊稱MRJ）プロジェクトが先月事実上凍結(jié)したと紹介した。ARJ21は2002年、MRJは2003年とほぼ同時(shí)期に立ち上がった2つのプロジェクトの明暗に「感慨を覚えずにはいられない」とした。

そして、MRJの開発に事実上失敗した背景として、日本の航空工業(yè)業(yè)界が技術(shù)的に未成熟だった問題を指摘。當(dāng)初三菱重工が「5年で開発できる」と自信を見せていたにもかかわらず、技術(shù)的な問題により完成が2014年にまでずれ込んだ上、試験飛行では主翼の強(qiáng)度不足などの問題が頻発、納品予定が6回延期されてきたと伝えた。

また、國(guó)の支援も不足しており、政府が支援したのは初期の研究開発費(fèi)用500億円のみで、問題が頻発することで費(fèi)用がかさむ中、政府からの資金援助が得られなかったとしている。さらに、米國(guó)を最重要市場(chǎng)とした位置づけも「致命的な欠陥」になったとし、座席數(shù)、最大離陸重量のいずれにおいても米連邦航空局（FAA）の條件をクリアしておらず、頼みの綱だった米國(guó)市場(chǎng)への進(jìn)出が難航したと指摘している。

記事は一方で、中國(guó)のARJは開発製造にあたり成熟した技術(shù)を備えていたこと、國(guó)が大々的な支援をしたこと、そして今や世界一の規(guī)模を持つに至った中國(guó)市場(chǎng)を主なターゲットとしたことで、MRJとは異なる運(yùn)命をたどり、見事開発に成功したと論じた。（翻訳?編集/川尻）