新型コロナ下での開(kāi)催となった第3回國(guó)際輸入博覧會(huì)（輸入博）では、渡航制限などの影響を受けながらも、オンライン?オフラインによる展示スタイルや商談など、出展側(cè)も様々な対策を講じている。人民網(wǎng)では日中経済協(xié)會(huì)上海事務(wù)所北海道経済交流室の早田武志室長(zhǎng)を取材し、毎年多くの來(lái)場(chǎng)者がつめかける食品?農(nóng)産品エリアで人気の北海道ブースの今年の取り組みなどについてインタビューした。人民網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

上海の現(xiàn)地體制と北海道側(cè)のオンラインでの遠(yuǎn)隔參加

今年で3回目の出展となる「匠の饗宴」北海道ブースでは、札幌市や札幌物産協(xié)會(huì)と連攜し ながら、北海道米といった引き合いの高い道産品約200品目に絞り、プロモーションを展開(kāi)。輸入博會(huì)場(chǎng)と北海道札幌に設(shè)置した會(huì)場(chǎng)をオンラインで結(jié)び、道內(nèi)企業(yè)と中國(guó)ECバイヤー等とのオンライン商談を?qū)g施している。早田室長(zhǎng)によると、輸入博會(huì)場(chǎng)に展示した商品に対するバイヤーの反応は非常に良く、試食提供した北海道米や調(diào)味料などに対する引き合いも多數(shù)あったという。

札幌會(huì)場(chǎng)では、期間中毎日、今回出展した道內(nèi)食品メーカーが商品説明や調(diào)理を?qū)g際に行い、その映像を、北海道の出展業(yè)務(wù)を受託した北海道由雪と輸出商社であるフォレストリ（Forestlee Corporation）の社長(zhǎng)である森はるか氏が「看點(diǎn)直播」で発信し、輸入博會(huì)場(chǎng)でライブ放送しているほか、中國(guó)の消費(fèi)者も多數(shù)スマホを通じて視聴。また、輸入博會(huì)場(chǎng)からも「淘寶直播」を通じてライブ放送を行い、札幌會(huì)場(chǎng)でも輸入博の様子を放送して、2つの現(xiàn)場(chǎng)を中継することで、雙方向で交流が行える様子を、中國(guó)のバイヤーや消費(fèi)者にもアピールしている。特に札幌會(huì)場(chǎng)からの調(diào)理実演とリンクさせ、同じ料理の試食を提供することで、調(diào)理法などの知識(shí)とその美味しさを同時(shí)に體験してもらえるよう工夫している。

お弁當(dāng)による試食提供でコメから調(diào)味料、食材までをトータルPR

北海道ブースでは、北海道米やふりかけ、調(diào)味料、コロッケ、ホタテ貝柱などの食材を使ったおにぎり、焼肉丼、ラーメン、芋餅、スープなどを會(huì)場(chǎng)內(nèi)のキッチンで調(diào)理し、次々に提供。なかでも、コメと調(diào)味料、食材（焼肉やコロッケ）をまとめて使用したお弁當(dāng)を試食提供することで、北海道食材をトータルでPRする取り組みを行っている。早田室長(zhǎng)によると、弁當(dāng)や焼肉丼、ホタテ炊き込みご飯のおにぎり等の試食は、提供開(kāi)始後には30人以上の行列ができ、あっという間に完売するほどの人気ぶりだったという。

同時(shí)に実際に試食した來(lái)場(chǎng)者などに、ショッピングサイトの淘寶やWeChatショップの微店に開(kāi)設(shè)しているオンラインショップ「匠の盛宴」を紹介することで、商品の直接購(gòu)入が可能なこともPR。その際、お弁當(dāng)を味わったことでコメと調(diào)味料を組み合わせて購(gòu)入するケースも多數(shù)みられたという。

新型コロナによる影響は？

早田室長(zhǎng)は、「北海道の食品メーカーが中國(guó)に渡航ができないことから、北海道の札幌會(huì)場(chǎng)からのPRや問(wèn)い合わせ対応をスムーズに行う必要があると考え、中國(guó)のバイヤーや消費(fèi)者にしっかりと商品の魅力をリモートでも伝えられるよう、北海道側(cè)の放送內(nèi)容の検討を綿密に行ってきた」とした。また、事前PCR検査の義務(wù)化などで、來(lái)場(chǎng)者が減るのではないかという懸念については、「開(kāi)幕からこれまで、『匠の饗宴』北海道ブースへの來(lái)場(chǎng)者はひきもきらず、中國(guó)経済の好調(diào)さとともに、中國(guó)のバイヤーや消費(fèi)者の北海道産食品に対する高い期待を感じている」とその手ごたえを語(yǔ)った。

第3回輸入博後の展望及び計(jì)畫(huà)は？

「オンライン販売を強(qiáng)化するとともに、年內(nèi)にも上海市內(nèi)の小売店數(shù)店舗で、テスト販売を予定するなど、輸出商社のフォレストリと連攜した取り組みの中で、北海道産食品の紹介を連続的に行い、販路の拡大を図っていく」と輸入博後の取り組みについて語(yǔ)った早田室長(zhǎng)。

中國(guó)人観光客に人気の観光地である北海道だが、今年は渡航制限から日本への観光はほぼ不可能な狀況となってしまっている。しかし早田室長(zhǎng)は、「昨年のように北海道に來(lái)てもらうことができず殘念だが、北海道の美味しい食品を中國(guó)に屆けることは可能。往來(lái)できないからこそ、道內(nèi)及び中國(guó)関係者の協(xié)力を得ながら、道産食品を輸出し、中國(guó)の消費(fèi)者に紹介することに全力を挙げて取り組みたい」とし、「北海道にとって中國(guó)は貿(mào)易額で第1位、観光客も第1位と、非常に重要なパートナー。新型コロナ感染癥のパンデミックから、現(xiàn)在、人の往來(lái)が制限され、経済活動(dòng)も萎縮しているが、中國(guó)國(guó)內(nèi)の経済活動(dòng)はいち早く正常化に向かっていると認(rèn)識(shí)している。さらに、コロナ禍を経て、巣ごもり消費(fèi)などからオンライン市場(chǎng)がさらに加速するなど、今後、新たな商機(jī)が生まれてくると考えている。そのためコロナ禍でも中國(guó)市場(chǎng)進(jìn)出の取り組みを止めないことが重要」と語(yǔ)った。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?文/玄番登史江）