2020年11月10日、観察者網(wǎng)によると、ブラジル衛(wèi)生當(dāng)局が中國(guó)企業(yè)製の新型コロナワクチン試験を一時(shí)中止すると発表したことに対し、中國(guó)外國(guó)部がコメントした。

記事によると、ブラジルのサンパウロ州のジョアン?ドリア知事が9日、中國(guó)企業(yè)のシノバック?バイオテックが開発した新型コロナワクチン「コロナバック」について第一陣が今月20日に同州に到著すると発表した。一方で、ブラジル國(guó)家衛(wèi)生監(jiān)督庁（ANVISA）が同日、「10月29日に重大な有害事象が発生した」ことを理由に、同ワクチンの臨床試験を中斷することを発表した。

記事は、同ワクチンの臨床試験を擔(dān)當(dāng)しているサンパウロ州のブタンタン研究所の責(zé)任者が、ANVISAの決定に対して驚きを示すとともに「この決定はボランティアの死亡事故と関係あるのだろうが、ワクチンとは無(wú)関係の死亡であり、當(dāng)局の聲明はとても奇妙だ」とコメントしたことを紹介している。

また、シノバックも10日に聲明を発表し「すでにブタンタン研究所と連絡(luò)を取っているが、研究所の責(zé)任者は死亡事故とワクチンは無(wú)関係と認(rèn)識(shí)している。引き続きブラジル側(cè)と意思疎通を図るつもりだ」との姿勢(shì)を示したことを伝えた。

10日に行われた中國(guó)外交部の定例記者會(huì)見(jiàn)でもこの話題に関する質(zhì)問(wèn)が出され、同部の汪文斌（ワン?ウエンビン）報(bào)道官は「ブタンタン研究所は死亡事故とワクチンが無(wú)関係と判定している。シノバックは引き続きブラジル側(cè)と意思疎通を続けていく」と述べている。（翻訳?編集/川尻）