2020年11月10日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、米大統(tǒng)領(lǐng)選で勝利宣言したバイデン氏が大統(tǒng)領(lǐng)に就任すると、中國にとってはトランプ政権よりも具合が悪い可能性があるとの見方が広がっていると報(bào)じた。

記事は、バイデン氏がオバマ政権の副大統(tǒng)領(lǐng)を務(wù)めていた際に習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席と個(gè)人的な関係を構(gòu)築する使命が課され、たびたび習(xí)主席と私的な會(huì)談を行ったり、一緒に散歩したりと友人関係を築いたと紹介。そのためバイデン政権は中國に強(qiáng)硬な姿勢を取らず、米中関係に「息をつく空間」をもたらすのではないかとの見方があると伝えた。

一方で、「多くのウオッチャーはそのように考えていないようだ」とし、仏AFPが10日に「バイデン氏は中國の指導(dǎo)者にトランプ氏の敗戦を後悔させる可能性がある」との分析を発表し、バイデン氏が中國を尊重し、攻撃的な発言をする機(jī)會(huì)は少ない一方で、人権、貿(mào)易、政治、ハイテクといった具體的な問題では中國に対し非常に強(qiáng)気な姿勢を持ち、一歩も譲らない兆候が見えるとの見解を示したことを紹介している。

AFPはさらに、「米國が他國主義路線に戻ってくることも、國際舞臺(tái)でリーダーシップを取ろうとしてきた中國にとっては痛い」とする中國の獨(dú)立系ウオッチャーの見方を紹介した。

記事はこのほか、米紙ウォール?ストリート?ジャーナルが「バイデン氏は中國への強(qiáng)硬姿勢を継続し、同盟國や臺(tái)灣とともに中國をけん制するだろう」と報(bào)じたこと、ニューヨーク?タイムズも「バイデン時(shí)代も米中関係の根本的な改善は難しい」と題し「中國政府による大きな譲歩がない限り米中間の根本的な緊張緩和は続き、貿(mào)易、技術(shù)、臺(tái)灣問題といった分野では緊張がさらに高まる可能性がある」との見方を示したことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）