2020年11月12日、韓國?朝鮮日報(bào)は、新型コロナウイルスのワクチンを日本は1億回分確保したが、韓國は「ゼロ」だと報(bào)じた。

記事は、米ファイザーとドイツのバイオエンテックが開発しているワクチンの販売が年內(nèi)に開始されたとしても、來年までに供給可能な13億5000萬回分の90％に當(dāng)たる12億回分以上を米國、歐州連合（EU）、日本などが調(diào)達(dá)済みの狀況であり、韓國への導(dǎo)入は難しい見通しだと伝えている。韓國政府はファイザーだけでなく、どの製薬會社ともコロナワクチンの調(diào)達(dá)契約を結(jié)んでいない狀態(tài)だという。

ファイザー製ワクチンは、1人當(dāng)たり2回接種を行う方式だ。主要國のファイザー製ワクチン調(diào)達(dá)量は、米國6億回分（5億回分の追加購入オプション）、EU3億回分（1億回分の追加購入オプション）、日本1億2000萬回分、メキシコ3440萬回分、英國3000萬回分で、カナダ、豪州、チリ、ニュージーランドなども調(diào)達(dá)した。中國、ロシアなどワクチンを獨(dú)自開発している國を除くと、主要國の大半が調(diào)達(dá)を済ませたことになる。さらに、主要國はファイザーだけでなくモデルナ、アストラゼネカ、ジョンソンアンドジョンソン、サノフィなどワクチンを開発中の製薬各社とも調(diào)達(dá)契約を結(jié)び、さまざまな可能性に備えているとされている。

韓國政府は「コベックス（國際ワクチン共同調(diào)達(dá)プロジェクト）を通じて1000萬人分、個(gè)別の製薬會社を通じて2000萬人分を確保する戦略だ」としている。ファイザー製ワクチンに換算すると6000萬回分で、これは英國の調(diào)達(dá)量の2倍に相當(dāng)する。韓國保健福祉部の孫映萊（ソン?ヨンレ）報(bào)道官は記者団に対し、韓國政府によるファイザー製ワクチン調(diào)達(dá)の可能性について、「個(gè)別企業(yè)との交渉過程は具體的かつ詳細(xì)に明らかにできない」と答えたという。

そのため獨(dú)自開発のワクチンが代案になり得るが、「まだまだ先は遠(yuǎn)い」という評価を受けている。韓國政府は「（國內(nèi)メーカーのワクチン開発を）最後まで支援する」としているが、現(xiàn)在韓國の業(yè)界で最も開発が進(jìn)んでいるジェネキシンも（安全性を確認(rèn)する）臨床第1相試験を終えていない狀況だという。

これを受け、韓國のネット上では「現(xiàn)政権はコロナの終息を願っていないようだ」「まるでコロナを楽しんでいるみたい」「コロナで最も恩恵を受けたのは文大統(tǒng)領(lǐng)」「だから文派の人たちがファイザーワクチンを叩いていたのか。変だと思った」「お金を湯水のように使ってるけど、ワクチンの購入にはゼロ」など文政権の対応を非難するコメントが続出しており、「何ひとつとして國民のためにしてくれたことがない」「得意なのは、不動産価格を上げること、稅金を上げること、統(tǒng)計(jì)操作すること、海外から仲間外れになること、経済を駄目にすること」などかなり厳しい指摘も。

また「韓國はどうせ中國製を買うのだろう。だって文大統(tǒng)領(lǐng)だし」と予想する聲も少なくなく、「いくら日本をたたいても、結(jié)局のところ韓國より上だ」「もう日本と比べないで」との聲も見られる。

一方で「副作用が心配なのだろう」「國民の命に関わる問題だから韓國政府は慎重になっている」「日本政府より韓國政府の方が國民のことを真剣に考えている証拠だ」と反論する聲も上がっている。（翻訳?編集/松村）