2020年11月16日、韓國?オーマイニュースは「最近、日韓関係の進展を予感させるさまざまな兆候が現(xiàn)れている」と報じた。

記事がまず挙げたのは、韓國情報機関?國家情報院（國情院）のトップ樸智元（パク?チウォン）氏が、文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)の特使として菅義偉首相と自民黨の二階俊博幹事長と面會したこと。また、韓日議員連盟の金振杓（キム?ジンピョ）代表は今月12日から日本を訪れ、日韓議員連盟の額賀福志郎會長と指導(dǎo)部と面會した。彼らは口をそろえて「東京五輪開催の成功」について言及し、特に樸智元院長は菅首相との席で「新日韓共同宣言」という新しいアジェンダを提示した。トップの人々が動いたことから実務(wù)陣も忙しくなり、両國の外務(wù)省次官級會談や局長級會談も進行中だ。

日中韓首脳會談も予定されている。日本政府は徴用工問題を解決しなければ首脳會談に出席しないというスタンスをとっているが、記事は「それとは関係なしに、韓國政府は大きな枠組みとして1998年の日韓共同宣言時の外交戦略を參考にするとみられる」と伝えている。當(dāng)時の金大中（キム?デジュン）大統(tǒng)領(lǐng)、小渕恵三首相の會談の核心は、「今すぐ解決できないことはひとまず置いておき、両國が今できることはパートナーシップの観點に基盤を置いて実行してみよう」というものだった。

また、記事は「現(xiàn)在の日韓関係を見ると、韓國政府が一方的に求愛を送っているわけではない」と指摘し、「菅內(nèi)閣の動きは安倍內(nèi)閣とはっきり違う」としている。その理由として、日本が今年10月、外務(wù)省アジア大洋州局長を3日間の日程で韓國に派遣したこと、11月に予定された両國議員連盟の韓國側(cè)代表団の訪問に先立ち、日本側(cè)から河村建夫連盟幹事長を韓國に派遣したこと、そして11月12日の內(nèi)閣官房部定例會見で、加藤勝信官房長官が「北方領(lǐng)土と竹島は、現(xiàn)実を見れば、わが國が施政を行い得ない狀態(tài)にある」と述べたことを挙げている。

記事は「もちろん、日本製鉄（舊新日鉄住金）の韓國內(nèi)資産の現(xiàn)金化問題に対する日本側(cè)の立場など変わらない部分はあるが、日本側(cè)からも日韓関係の改善に積極的に乗り出そうという気持ちが読み取れる」とし、その背景にいるのが「親韓派の二階俊博幹事長」と指摘?！付A幹事長の役割も加わったことで、菅內(nèi)閣は少なくとも外交面では現(xiàn)実的で実用的な路線を採択している」と評価。最後に、1998年の日韓共同宣言を振り返り「実事求是（事実に基づいて真理を探究すること）の精神をもう一度日韓両國の指導(dǎo)者に再確認してもらいたい」と締めくくっている。

これを受け、韓國のネット上では「金大中元大統(tǒng)領(lǐng)の先見の明と洞察力は、年月がたてばたつほど寶石のように輝いていくようだ」「金大中元大統(tǒng)領(lǐng)の外交や経済政策こそ模範解答。當(dāng)時韓國は先進國に跳躍した」と金大中元大統(tǒng)領(lǐng)に対する稱賛のコメントや、「中國をけん制するためには日本との協(xié)力が必要」「日本をうまく利用して韓國を発展させるべき」など日本との協(xié)力の重要性を説くコメントが寄せられている。

一方で「だから日本は政治が後れている。実際は自民黨の獨裁政権で、黨內(nèi)では水面下でさまざまな派閥爭いが行われている」「日本の政治も問題だけど、政治に関心のない國民が多いことの方がもっと問題」などと指摘する聲をはじめ、「北朝鮮も信じないけど、日本も絶対に信じない」「南北統(tǒng)一が早いか、それとも日韓が抱える問題が先に解決するか…。南北統(tǒng)一に一票」といった厳しい聲も上がっている。（翻訳?編集/松村）