2014年3月21日、獨(dú)紙ビルトは記事「これこそが中國(guó)がクリミア危機(jī)を喜ぶ原因だ」を掲載した。22日、環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

クリミア情勢(shì)に一歩引いた態(tài)度を示しているのが中國(guó)だ?！搁v係各國(guó)は冷靜な対応を」と呼びかけるばかりで積極的な動(dòng)きを見(jiàn)せようとはしない。しかし中國(guó)の靜けさは西側(cè)諸國(guó)の不安をかき立てることは確かだ。なぜならば中國(guó)はウクライナ危機(jī)で棚からぼた餅式に多くの利益を得ようとしているからだ。

第一に中國(guó)の領(lǐng)土問(wèn)題。とりわけ尖閣諸島、南シナ海と近年、対立が続いてきた。中國(guó)は「寸土も譲らず」と強(qiáng)硬な姿勢(shì)を崩していない。もしロシアのクリミア併合に対して歐米が有効な対抗策を見(jiàn)いだせないならば、中國(guó)も軍事行動(dòng)を起こすことにためらいがなくなるだろう。

第二に経済的利益だ。もし歐米がロシアに制裁を科し、ロシアの歐州向けエネルギー輸出が途絶えたとしよう。喜ぶのは中國(guó)だ。より低価格でロシアのエネルギーを手に入れることができるからだ。中國(guó)はすでにイラン、ミャンマー、北朝鮮などで、この他國(guó)の制裁によって安く資源を獲得する戦略に成功している。

おそらくクリミア危機(jī)は中國(guó)が超大國(guó)に成長(zhǎng)する契機(jī)となるだろう。歐州連合（EU）も米國(guó)もロシアの行動(dòng)を制止することはできなかった。米國(guó)の権威失墜は明らかだ。中國(guó)メディアは米國(guó)がかつての威光を失ったことを嘲笑している。歐米人にとっては耳の痛い話(huà)である。（翻訳?編集/KT）