Record China 2007年6月4日(月) 14時9分
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中國では今年4月末から「バナナを食べるとSARSに感染する」という噂が、攜帯メールを通じて大流行している。そのためバナナ販売は壊滅狀態(tài)、海南省のバナナ農家は収穫をストップする異常事態(tài)に追い込まれた。
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2007年6月3日現在、海南省のバナナ農園を訪れると、異様な光景に出くわすことになる。木にたわわに実ったバナナが収穫されることもなく、そのまま痛むがままに任されているのだ。バナナの販売に壊滅的な打撃を與えたのは、攜帯メールで流された根も葉もない噂だ。
【その他の寫真】
中國では今年4月末から「バナナを食べるとSARSに感染する」という噂が、攜帯メールを通じて大流行している。そのためバナナの価格が大暴落。昨年は1kgあたり3元(約45元)だった問屋の買い付け価格は、今や0.2元(約3円)にまで暴落。それですら買い手がつかないほどの無慘な狀態(tài)になっている。もはや収穫するだけ損が出ると農家もお手上げ狀態(tài)だ。***
もちろんこの噂はまったく科學的根拠がないデマ。しかしいくら噂を否定しても売り上げはまったく回復しない。中國では一般市民の公的メディアに対する不信感が強いため、攜帯メールを含めた口コミ情報を信じやすい傾向が指摘されている。そのため疑惑を払拭する報道が行われてもなかなか市民に浸透しないのが実情だ。(翻訳?編集/KT)
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