新たな中國大使に起用された垂（たるみ）秀夫氏をめぐり、中國メディアの環(huán)球網(wǎng)は24日、「今週、著任の見通しで、入國は青島から。その後、北京にある官邸で2週間の隔離を受ける」と報(bào)じた。

記事は「青島から入國」とした理由について、「新型コロナウイルスの影響で東京から北京までの直行便はまだ再開していない。新任の中國大使は総領(lǐng)事館のある都市を選ぶ傾向にあり、日本が総領(lǐng)事館を開設(shè)している中國本土の都市は上海、広州、瀋陽、重慶、青島の5都市」とし、「東京から瀋陽に向かう便も再開しておらず、上海、広州、重慶に行くには青島での乗り継ぎが必要。それ故に青島からの入國が唯一の選択肢になる」と説明した。

さらに、消息筋の話として「垂氏は日本で1回目のPCR検査を受け、青島到著後に2回目の検査を受けた後、中國に入國できる。その後、北京にある官邸で2週間の隔離を受ける」と紹介?！父綦x期間が終わった後、垂氏は中國外交部に國書を提出し、正式に著任する。慣例に照らすと、著任後に記者會見が行われる見込みだ」と伝え、垂氏のこれまでの北京での勤務(wù)経験に言及したほか、「1985年に外務(wù)省に入省した垂氏は86年に中國?南京大學(xué)に留學(xué)。流ちょうな中國語が話せる」「垂氏は外務(wù)省の『チャイナスクール』出身だ」などとした上で、「垂氏は外務(wù)省屈指のチャイナスクールの専門家と考えられており、中國大陸および香港、マカオ、臺灣問題に詳しい」「垂氏が中國大使に就く期間、中日関係がさらなる高みに上がることが期待できる」と述べた。（翻訳?編集/野谷）