2020年11月26日、米華字メディア?多維新聞は、先日死去したサッカー界のスーパースター、ディエゴ?マラドーナ氏がかつて中國の最高指導(dǎo)者トウ小平氏のオファーを斷っていたと報じた。

記事は、突然の死去に多くのサッカーファンが悲しんでいるマラドーナ氏について、トウ氏も熱心な「サポーター」だったと紹介。トウ氏は若い時期のフランス留學(xué)でサッカーと出會い、サッカーの試合があれば必ず見るほどのファンになったとした。

そして、1986年のワールドカップでアルゼンチンを優(yōu)勝に導(dǎo)いたマラドーナ氏に、自身と同じ小柄だったこともあって一層注目するようになり、當(dāng)時イタリア?セリエAのナポリでプレーしていたマラドーナ氏を中國に呼びたいと考えたと伝えている。

その上で、イタリアのロマーノ?プローディ元首相が以前語った、87年に同國國有企業(yè)の代表として訪中し、中國企業(yè)と発電所建設(shè)契約を結(jié)んだ際のエピソードを紹介した。

プローディ元首相によれば、雙方が契約を交わしたのちに、中國側(cè)の幹部が「まだもう一つ、交渉すべき大きな問題がある。トウ氏が中國でマラドーナのプレーを見たいと言っている。マラドーナが中國に來れば、6億人がテレビで見る」と話を持ち掛けてきたという。

しかし、この話をマラドーナ氏本人に伝えると「23萬ドルを支払ってくれなければ行けない。契約の中に、イタリアから離れて試合をする內(nèi)容が盛り込まれていないからだ」と返答があったとのこと。當(dāng)時の中國にとっては非現(xiàn)実的な金額であり、結(jié)局この時點での「マラドーナ訪中」は実現(xiàn)しなかった。

記事は、トウ氏の願いはマラドーナ氏の現(xiàn)役キャリア末期にあたる96年になってようやく実現(xiàn)し、マラドーナ氏がアルゼンチン代表を率いて中國を訪れ、中國の國內(nèi)リーグ倶楽部と親善試合を行ったことを紹介。そして、現(xiàn)役引退後は2003年、08年、10年と3度中國を訪れ、萬里の長城に登る、チャリティーイベントに參加するなどの活動を行ったとしている。（翻訳?編集/川尻）