セウォル號(hào)事故と比較し思う、小學(xué)生52人全員生還は「日本でしかできない」―中國(guó)メディア

Record China    2020年12月10日(木) 7時(shí)20分

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中國(guó)のポータルサイト?百度に8日、「この方面の教育は、國(guó)內(nèi)では極めて欠けており、日本ははるかにリードしている」と題するコラム記事が掲載された。

中國(guó)のポータルサイト?百度に8日、「この方面の教育は、國(guó)內(nèi)では極めて欠けており、日本ははるかにリードしている」と題するコラム記事が掲載された。

記事は、先月19日に香川県で起きた小型旅客船の沈沒事故に言及。「最初に事故を聞いた時(shí)はショックだった。船には船員と擔(dān)任のほか、52人の小學(xué)生が乗っていた。海難事故で生還する確率は大人でも低い。どうなるかと見守ったが、小學(xué)生は全員救助された。それを聞いた時(shí)、私は深く考え込んだ」とつづった。

その上で、「もしこのようなことが中國(guó)で起きたら、慘事になるのではないだろうか。もちろん、そんなことはあってはならないが、海難事故はどこでも起こりうることだ」と指摘。今回の事故が、2014年4月16日に韓國(guó)で発生したセウォル號(hào)沈沒事故を想起させたとし、「この二つの事故を比較すると、反省すべき點(diǎn)が少なくない。このような危機(jī)的な狀況にある時(shí)こそ、日ごろの教育の意義が見えてくる。日本の『転ばぬ先のつえ』の教育メカニズムが、事故の被害を最小限に食い止めることができた要因かもしれない」と論じた。

■日本の學(xué)校での「危機(jī)教育」

記事は、「日本では『學(xué)校保健安全法』により、各學(xué)校は安全計(jì)畫および危険な狀況などが発生した時(shí)の対応要領(lǐng)を定めることが義務(wù)付けられている」と説明?!笇W(xué)校は実際の生活の中で発生する可能性のある危険一つ一つについて、どのように児童?生徒の安全を守るかを議論する」とし、「例えば、運(yùn)動(dòng)の中で発生する事故(熱中癥、食物アレルギーなど)、犯罪(通學(xué)中の誘拐など)、交通事故(通學(xué)中、課外活動(dòng)での事故など)、自然災(zāi)害(地震、豪雨、津波など)などだ」と紹介した。

そして、「日本の學(xué)校の素晴らしい點(diǎn)は、危険があればその危険と向き合い、管理によってそれを回避することであり、どこかの地域のように危険をすべてまとめて取り除くといったものではない」と指摘?!袱长欤ㄎC(jī)をすべて排除すること)はリスクを根本的に回避できるが、子どもはリスクに直面することがなくなり、その後、実際に危険に遭遇した時(shí)に何もできなくなってしまうことにもなる」とした。

■防災(zāi)訓(xùn)練

記事は続いて日本の防災(zāi)訓(xùn)練に言及?!溉毡救摔嫌字蓤@の時(shí)から、さまざまな防災(zāi)訓(xùn)練を経験する。教師は災(zāi)害現(xiàn)場(chǎng)を設(shè)定してシミュレーションし、子どもに正しく向き合う方法を教える」と説明。中でも地震を想定した避難訓(xùn)練は各學(xué)校で実施されているとし、「自分の頭を守る方法、避難指示を確認(rèn)する方法、正しい避難経路を選ぶ方法などが教えられる」と解説した。

また、こうした避難訓(xùn)練で重要なことを、「押さない」「走らない」「しゃべらない」「戻らない」の頭文字から「おはしも」(地域によって違いあり)で表現(xiàn)していることを紹介した。

記事ではこのほか、土砂災(zāi)害や停電など、さまざまなケースに応じた訓(xùn)練が実施されており、それらは災(zāi)害におけるほぼすべての場(chǎng)面をカバーすることができるものだと伝えた。

■訓(xùn)練の目的は避難することだけではない

記事は、「日本の學(xué)校で避難訓(xùn)練を行う目的には実際の避難以外にも、実はもう一つ重要な理由がある」と指摘。それは、集団行動(dòng)の意識(shí)を養(yǎng)うことだとした。そして、「非常事態(tài)において、指示に従って動(dòng)き、単獨(dú)行動(dòng)をしないようにする。これも、沈沒事故で小學(xué)生全員が救助されることになった重要な要因だ??激à皮撙皮郅筏?。もし子どもたちがパニックになって走り回っていたら、その場(chǎng)にいる大人は、すべての人の面倒を見ることはできないのだ」とした。

また、沈沒事故の際、救命胴衣を著た小學(xué)生が速やかに甲板に移動(dòng)したことを挙げ、「ここに集団性の重要性が表れている」と説明?!袱饯吾帷⒑¥孙wび込むように指示を受け次々と飛び込んだ。パニックになった子どももいたが、互いに勵(lì)まし合ったのだ」とした。記事は、こうしたことは「日本でしかできないこと」だとし、中國(guó)など外國(guó)の実情を念頭に起きつつ、「小學(xué)生はどれだけ泳げるだろうか。非常事態(tài)でどれだけの人が他人を慰めることができるだろうか?」と疑問を投げ掛けた。

そして最後に、「誰(shuí)も災(zāi)害は経験したくないが、災(zāi)害が起きた時(shí)に私たちがどう向き合い、起きる前にそれをどのように避けるかはとても重要なことだ。日本人は小さい時(shí)から教育を受けており、どのように対処すればよいかということが深く心の中に焼き付けられている。もしかするとこれらは私たちの教育にいくつかのヒントを與えているのかもしれない」と結(jié)んだ。(翻訳?編集/北田

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