Record China 2020年11月29日(日) 6時20分
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中國メディアの観察者網は25日、RCEPに対する日中の反応の違いについて、中國社會科學院學部委員の張?zhí)N嶺氏が「中國にとってRCEPはあまりにも重要だ」と指摘したことを紹介した。寫真は天安門広場。
中國メディアの観察者網は25日、東南アジア諸國連合(ASEAN)と日本、中國、韓國、オーストラリア、ニュージーランドの計15カ國が署名した東アジア地域包括的経済連攜(RCEP)協(xié)定に対する日中の反応の違いについて、中國社會科學院學部委員の張?zhí)N嶺(ジャン?ユンリン)氏が「中國にとってRCEPはあまりにも重要だ」と指摘したことを紹介した。
記事によると、観察者網は張氏への取材で、「中國がRCEPに署名したことを受け、國內では熱い議論が交わされているが日本での議論は少ない。何が原因か」との質問を投げ掛けた。
これに対し、張氏は「日本にとってRCEPは通常の地域協(xié)定。なぜなら日本はすでに複數の地域的な大型自由貿易圏の中にいるからだ。日本は歐州連合(EU)とすでに確立し、環(huán)太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協(xié)定(CPTPP)を主導した。そして今度はRCEPへの參加だ。日本の全面的開放という大戦略はほぼ全て実現(xiàn)した」と指摘。その上で、「國內について言うと、RCEPは現(xiàn)在のわれわれにとって唯一の自由貿易協(xié)定(FTA)だ。もともと中國とASEANには(FTAが)あり、RCEPはわれわれにとってあまりにも重要だ」「今、中國とEU、米國とのFTA交渉は難しい。中日韓の間でもそうだ。そのため、RCEPはわれわれが參加する大規(guī)模なFTAであり、われわれには大きなことなのだ」と述べた。
張氏はその一方で「國內は熱くなりすぎている」とも指摘し、「署名は終わったが実行に移すにはまだ時間を要する。參加する國は多く、経済の発展レベルの差は大きい。最初の開放レベルもさほど高くなく、一歩一歩引き上げていかねばならない」と論じた。(翻訳?編集/野谷)
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