中華圏「3大映畫賞」の1つで、中國版アカデミー賞とも呼ばれる中國電影金鶏奨が28日、福建省アモイ市で授賞式を開催。ピーター?チャン（陳可辛）監(jiān)督の「奪冠」が最優(yōu)秀作品賞に選ばれた。

臺灣の金馬奨、香港の金像奨と並び、中華圏の「3大映畫賞」の1つ。今年で33回目を迎えた金鶏奨は1981年にスタートし、2005年からは奇數(shù)年の隔年開催となったが、昨年から毎年開催に戻されている。

28日に行われた授賞式では、ピーター?チャン監(jiān)督の「奪冠」が最優(yōu)秀作品賞を受賞。授賞式には出席できなかったチャン監(jiān)督だが、この日が58回目の誕生日に當(dāng)たるため、大きなプレゼントとなった。今秋に公開されてヒットした「奪冠」は、女子バレー中國代表の35年の歩みを、現(xiàn)在の代表チームを率いる監(jiān)督で、かつての名選手だった郎平（ラン?ピン）を通じて描くもの。作品では女優(yōu)コン?リー（鞏俐）が郎平を演じている。

最優(yōu)秀主演男優(yōu)賞には、映畫「BRAVE ブレイブ 大都市焼失」（烈火英雄）から俳優(yōu)ホアン?シャオミン（黃暁明）が受賞した?！弗ⅴ幞辚?ドリーム?イン?チャイナ」で受賞した13年に続き、同部門で2回目の受賞となった。

最優(yōu)秀主演女優(yōu)賞には、映畫「少年の君」のチョウ?ドンユィ（周冬雨）が選ばれた。來年開催の第93回米アカデミー賞で、國際長編映畫賞の香港代表にも選ばれている同作だが、チョウ?ドンユィは今年、“香港版アカデミー賞”の金像奨でも最優(yōu)秀主演女優(yōu)賞を獲得。また、16年には臺灣の金馬奨でも同賞に輝いたことから、「3大映畫賞」を総なめにした初の「90後」（1990年代生まれ）女優(yōu)となっている。（Mathilda）