コロナ禍下で誕生し、急速に広まった「健康コード」。健康コードとは、ウイルス感染に対する「感染リスク」を示すQRコードで、上海では、施設(shè)や交通機(jī)関などの利用時(shí)に提示することが必要なデジタル証明書(shū)でもある。

【その他の寫(xiě)真】

健康コードは、「赤」、「黃」、「緑」の三色あり簡(jiǎn)単に説明すると、「赤」は隔離が必要で、利用や入場(chǎng)はNG?！更S」は、自宅待機(jī)や自主隔離など観察が必要なレベルを示し、利用や入場(chǎng)はグレーになるが、ほぼNGと思っていい?！妇v」の表示だけが唯一、利用や入場(chǎng)が制限されないレベルになる。

上海で言うならば、市內(nèi)を移動(dòng)するだけであれば、その人は、ほぼ「緑」で、特に気にすることもないのだが、11月に入り、この健康コードの提示を求められることや場(chǎng)所が數(shù)段多くなった。そのため、自ずと常に「緑」をキープしているか、が重要になってきた。

特にビジネスマンにとっては、出張はもとより、オフィスビルに入るときにも健康コードの提示が必要になるので、うっかり？「緑」以外の色になってしまうと、入場(chǎng)はおろか、自宅待機(jī)になるケースもあり、ビジネスや日常生活に支障をきたすことになる。では、どのような行動(dòng)をとったら「緑」でなくなるのかというと、特定するのは難しい。

健康コードは、一般にウィーチャット（微信/Wechat）のミニプログラム（小程序）やアリペイ(支付寶/Alipay)から取得できる。それぞれのアプリ自體が個(gè)人情報(bào)とリンクしているため、アプリをタップしアクセスすると、健康コードは自動(dòng)的に色分けされるのだが、その判斷基準(zhǔn)は、明確に説明されていない。

家族構(gòu)成、関係や移動(dòng)履歴のデータから感染者との濃厚接觸の可能性や感染地域への出入りを自動(dòng)的に分析して、色分けされている、と言われるが、それだけではないようで、感染地域に行かなくても、「緑」でなくなるケースがあると言われる。

例えば、濃厚接觸者或は健康コードが「黃」の人と同じ車(chē)輛に乗っていると、健康コードが「黃」になるとか、感染リスクの高い地域から來(lái)た人、或はリスクの高い人とすれ違うだけで「黃」になる、といった根拠のない噂も飛び交う。また、他地域への移動(dòng)もなく、思い當(dāng)たる原因がないのに、突然「赤」になり、慌ててサポートセンターに問(wèn)い合わせたら、システムエラーだったといったケースも聞く。

コロナ禍下でもこれまでは、公共施設(shè)や交通機(jī)関、比較的規(guī)模の大きいショッピングモールなどをのぞいて、健康コードを提示することはあまりなかったのだが、最近では、一般の飲食店でも健康コードの提示が求められるようになってきた。

健康コードは、自分だけではなく、周りの人にも安心、安全を保障する目安になるとして、現(xiàn)地でも日常的に活用することが定著してきている。（提供/フライメディア）