2020年11月30日、北京青年網(wǎng)は、昨年に史上最悪のスモッグが発生した韓國(guó)で、政府が火力発電所の閉鎖を柱とした汚染排出物削減プロジェクトを立ち上げたことを報(bào)じた。

記事は、韓國(guó)政府が12月から來(lái)年2月の間に、汚染が深刻な石炭火力発電所16カ所について電力供給狀況を見ながら閉鎖するとともに、運(yùn)転を継続する石炭火力発電所の発電能力もフル稼働の80％を超えないようにすることを発表したと紹介。これにより、全體の4割以上にあたる2289トンの粉塵排出量を削減できると伝え、天然ガス発電所の発電能力を高めることなどによって、冬季の電力需要を満たす予定であるとした。

また、韓國(guó)の首都圏では12月1日より4か月間の空気品質(zhì)集中対策期間に入るとし、排気ガスの汚染基準(zhǔn)を超えている古いディーゼル車両が首都圏內(nèi)に入れなくなるほか、自ら古いディーゼル車の廃車申請(qǐng)を行った所有者におよそ30萬(wàn)円の補(bǔ)助金が支給されると紹介したほか、ドローンなどの設(shè)備を動(dòng)員して大型工業(yè)パークなどの排出汚染監(jiān)督実施や、重點(diǎn)汚染企業(yè)に対する特別検査を行うと伝えている。

記事は、昨年冬に韓國(guó)で史上最も深刻なスモッグ狀況が発生し、1年間で全國(guó)各地で発表されたスモッグ警報(bào)の回?cái)?shù)が642回と、2年前の5倍にも上ったと紹介。今シーズンも気溫の低下に伴い空気の質(zhì)が明らかに悪化しており、韓國(guó)國(guó)內(nèi)では空気清浄機(jī)の売り上げが増え始めたとした。

さらに、スモッグの発生により建築、物流、サービスなどの生産活動(dòng)が妨げられたことで、スモッグ対策費(fèi)用を含めた年間の経済損失は韓國(guó)の名目上GDPの0．2％にあたるおよそ237億元（約3800億円）に上ると伝えたほか、専門家からはスモッグによる新型コロナ感染リスク増大の恐れから市民に外出を減らすよう呼びかける聲が出ていることもあり、新型コロナによる旅行、飲食などの業(yè)界への打撃が一層深刻化する恐れがあると報(bào)じた。（翻訳?編集/川尻）